収録作品
フォン・リュッツオーヴェル少佐のサーベル
【あらすじ】
19世紀初頭のプロイセン、ひとりの若い士官候補生が、大雪で足止めを食った馬車宿で、宿の主から壁のサーベルにまつわる物語を聞かされる。途中、見知らぬ軽騎兵が話に割って入り、それを見た主の顔色が変わった…。
【作者のたわごと】
最新作「ヴェーヌスの耳飾り」にも登場する若い軽騎兵ベルンハルトのその後の話、と言うよりもこちらの方がずっと先に書かれました。この頃はヴェルナーはまだまだ脇役だった。馬車宿の主ルーテルは、ヴェルナーの従卒としてあちこちの話に登場しています。
【関連小説】ベルンハルト(父)「ヴェーヌスの耳飾り」「像に欠けたるもの」(インターネット)
「リリー・トゥリー」
【あらすじ】
アーダルベルトとシドニーは片田舎のマナーハウスを借り受けることにする。館には素晴らしい温室があり、主のブレイン氏は南米産の珍しい植物を育てていた。ブレイン氏はこの植物を入手したいきさつを語る…。
【作者のたわごと】
異国の植物をテーマにした園芸怪談です。かなりエッチくさい(恐らくアーダルベルトがアブナイ感じがしたらしい)とのご感想があったのですが、作者には自覚がありませんでした。アーダルベルトがかなりひどいヤツかも知れない、と考えたことはありましたが。
【関連小説】「オルフォイスの迷路」収録「北に向いた窓」「思い出の国」「幻の修道院」「月光のフロリンド」「幻惑の森」「エグモント・リンレイの左手」収録の「老女中の物語」「月影の塔」収録の「アードリー家の遺産」
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