こちらのアイテムは2016/10/30(日)開催・第二回文学フリマ福岡にて入手できます。
くわしくは第二回文学フリマ福岡公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

幻の修道院

  • い-31 (小説|歴史・古典)→配置図(eventmesh)
  • まぼろしのしゅうどういん
  • 綿津見青
  • 書籍|A5
  • 52ページ
  • 400円
  • 収録作品

    「未だ死せざる者へのレクイエム~白き薔薇の屍衣」

    【あらすじ】

    海外生活を終え妻子と共に帰国した男爵ヴィルヘルムは、亡き前妻アデライーデと義兄テオフィールの思い出にいまだ付きまとわれていた。そんな折、後妻のクリスティーネは、閉ざされている筈の部屋に姿を消す男の幻を見る。それが忌まわしい事件の幕開けであった。

    【作者のたわごと】

    Death Whispers(在庫なし)に収録の「未だ死せざる者へのレクイエム」2編の間に挟まる話。根暗な弱虫であったテオフィールの変貌ぶりを書いてみたかったのでした。視点はヴィルヘルム側で、この話のテオフィールは良心のかけらもない怪物です。

     「未だ死せざる者へのレクイエム~闇の中の狩人」

    【あらすじ】

    眠りから覚めたテオフィールは、自分が既に死に埋葬されていたことを知る。彼の目覚めを待っていたマンフレートは、彼を新しい闇の世界へと誘う…。

    【作者のたわごと】

    「白き薔薇の屍衣」よりも前、テオフィールの死後(?)間もない頃の話です。テオフィールはまだいじいじしていますが、行動はかなり鬼畜です。この後、最新作の「霧の谷の伝説」へと繋がる訳です。

     「幻の修道院」

    【あらすじ】

    パリで生まれ育った伯爵家の娘エレンは異父兄カールと共にハルツの父を訪れ、異母兄アーダルベルトと再会する。アーダルベルトは異母妹エレンを偏愛する一方、義弟のカールを異常に嫌っていた。彼の主治医シュターン博士の謎めいた言動。そんな折、カールが禁じられた森で行方不明になった…。

    【作者のたわごと】

    「幻惑の森」より2年前の話で、アーダルベルトがカールを嫌っている理由がわかります。アーダルベルト、意外にもかなり同情されたのでした。シドニーとのゴーストハンターものが結構明るいので、つい忘れがちですが、彼の素顔はどっぷりと暗い…。ちょっとえっち臭い話ですので、男性にはどうかなー。元々アーダルベルトはセックスレスのキャラクターなのですが。

    【関連小説】「オルフォイスの迷路」収録「北に向いた窓」「思い出の国」「月光のフロリンド」「フォン・リュッツオーヴェル少佐のサーベル」収録の「リリー・トゥリー」「幻惑の森」「エグモント・リンレイの左手」収録の「老女中の物語」「月影の塔」収録の「アードリー家の遺産」

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