思い出の国

• い-31 (小説|歴史・古典)→配置図(eventmesh)
• おもいでのくに
• 綿津見青
• 書籍|A5
• 36ページ
• 300円

• 収録作品

  「思い出の国」

  【あらすじ】

  イギリス南部の片田舎、古い館を借り受けたアーダルベルトは、夜更けの部屋で美女の幻を見る。捕らわれの恋人を救い出してくれと頼まれたアーダルベルトは…。

  【作者のたわごと】

  アーダルベルトとシドニーのゴーストハンターもの。謎解きは薔薇の品種で、作者の園芸趣味が出た話。

   「ナーシサスの鏡」

  【あらすじ】

  ロンドンのホテルに滞在中のアーダルベルトの入浴中に、不意に現れた若い婦人。それは留学から帰国したばかりの名家の女相続人だった。彼女の不意の訪問の原因は、シドニーが競売で入手したばかりの古い鏡にあるらしい…。

  【作者のたわごと】

  アーダルベルトとシドニーのゴーストハンターもの。アーダルベルトのナルシスぶりと、シドニーの王子様ぶりが良くわかる話。アーダルベルトがお姫さまで、シドニーが王子様です(と今更書くまでもないか。)

   【関連小説】「オルフォイスの迷路」収録「北に向いた窓」「幻の修道院」「月光のフロリンド」「フォン・リュッツオーヴェル少佐のサーベル」収録の「リリー・トゥリー」「幻惑の森」「エグモント・リンレイの左手」収録の「老女中の物語」「月影の塔」収録の「アードリー家の遺産」