こちらのアイテムは2026/9/13(日)開催・文学フリマ大阪14にて入手できます。
くわしくは文学フリマ大阪14公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

奇蹟のサングレ

  • え-74 (小説|エンタメ・大衆小説)
  • きせきのさんぐれ
  • 河内レオン
  • https://leon-no-hondana.com
  • 【あらすじ】
    ニューヨークの名門私立病院であるウェスラー総合病院で癌治療の権威として活躍する医師ラッセル・コーエンはある日、ここ最近、院内で治療を受けた二名の患者の治療記録に奇妙な点があることに気付く。末期の肝臓癌を患った男性と急性白血病を発症した少女の身体から癌細胞が瞬く間に消滅して完治したというのである。しかし、その記録内容はコーエンにとってはにわかに信じ難いものであった。

    疑問を抱いたコーエンは調査を開始し、調べを進めていくうちに完治した二名の患者に同じ保存血液が輸血されていたという事実を突き止める。コーエンはその輸血した血液に癌細胞を死滅させる何か力のようなものがあるのではないかと考え、保存血液の出所を探り始めた。程なくして、その保存血液の納入業者が民間の血液銀行であるユナイテッド・ブラッド社であることが判明するが、その会社のCEOはコーエンの大学時代の同級生ベンジャミン・エレンバーグであった。コーエンは気のおけない友人であるエレンバーグに謎の血液の話を打ち明け、輸血に使った血液が南米のボリビアで売血同然の献血によって集められているものであることを知る。コーエンは血液学の博士号を持つエレンバーグに問題の血液の分析を依頼するが、特に異常な点は見当たらないという分析結果はコーエンを落胆させた。それでも諦めきれないコーエンは、血液の主がラパスの貧民街で暮らすリカルドという名の少年であることを知ると、すぐさまボリビアへ飛んだ。ラパスでリカルドと面会したコーエンは、学校を中途退学した彼に奨学金を与えてラパス市内の私立学校へ通わせる段取りを整えて帰国する。それは、彼の血液を定期的に入手する為にコーエンが弄した策であった。

    その後、コーエンとエレンバーグの二人はリカルドの血液の研究を密かに進めるが、リカルドから採血した血液があらゆる癌細胞を消滅させるという事実のみが目の前で積み重なっていくだけで、それがなぜなのかの解明は一向に進まず、いたずらに時間が過ぎ去るのみの日々が続く。そんな中、エレンバーグは不毛な研究はもう止めて、リカルドの血液をビジネスに利用しようとコーエンに持ちかけるが、それは奇蹟の血を持つ少年が迎えることとなる戦慄の結末の序章であった。

    ※この作品は個人サイト「レオンの本棚」にて無料でお読みいただけます。2026年9月13日(日曜日)に開催の「文学フリマ大阪14」のブースにカンパ用の募金箱を設置しますので、本作を事前にお読みになって作品を気に入っていただいた方の中で会場へ来場予定の皆さまには、是非ともカンパへの協力をお願いしたく思います。また、その際に作品の感想なども聞かせていただけるのならとても嬉しいです。河内レオンは当日、ブースに着席しておりますので、どうぞ、遠慮なくお声がけください。

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