こちらのアイテムは2021/10/3(日)開催・第六回文学フリマ札幌にて入手できます。
くわしくは第六回文学フリマ札幌公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

〇一の境界

  • え-09 (小説|エンタメ・大衆小説)
  • ぜろいちのきょうかい
  • 藤原佑月
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 74ページ
  • 400円
  • 電子書籍「リストランテ・マリオネッタ」に続く好篇「〇一の境界」

    涅色の手記」「君の声」「時のかけら」「桜散風」「君の輪郭」「銀杏色のスカート」


    「桜散風」

    「こちらへおかけください」
    その椅子は、以前見たのと同じ位置に同じ格好で置いてあった。小さな丸い木の座面に細い背もたれがついている。腰掛けると堅くて、とても座り心地がいいとはいえない。
    はい、終わりました、と声をかけられ、目を開いても、何が変わったのか分からなかった。確か高校時代のエピソードだったような気はするけれど、思い出せない。もしかしたら、たいした思い入れはなかったのかもしれない。
    銀色の紙にくるまれた飴を受け取って、私は【梟トヲリ飴店】と書かれたカウンターに背を向けた。外へ出て手のひらを開くと、木漏れ日に照らされた包み紙が虹色にかがやいた。




ログインしませんか?

「気になる!」ボタンをクリックすると気になる出店者を記録できます。
「気になる!」ボタンを使えるようにするにはログインしてください。

同じ出店者のアイテムもどうぞ

記憶は雨のように雪うまれ、真夜中そだちほろ酔い帰路でしか言えないから持てうる限りの愛をこめてFly me to the moonおよそ夏のおわり春と、パリの回想電車にゆられてやわらかな水六月の花嫁さらば、名もなき群青たち放課後の彼女よくある質問と君だけの正解〇一の境界きょうのご機嫌いかが

「気になる!」集計データをもとに表示しています。