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美子先生の首

  • お-20 (小説|エンタメ・大衆小説)
  • みこせんせいのくび
  • 芦田芋助
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 126ページ
  • 700円
  • https://imonome.booth.pm/
  • 2024/5/19(日)発行
  • したたかさを思いがけない

    背徳怪奇な不条理譚


    彼女が夜な夜な酒場に通う目的は、ひとりの老女だった。
    いつもの酒場の最奥の席に、まるで置物のように鎮座する通称・美子先生。
    かつては皆に慕われていたが、今では誰からも相手にされなくなっている。

    誰も座ろうとしない美子先生の向かいの席を、彼女は今夜も独占する。
    座席が流動して息づくこの酒場で、最奥だけが閉じられる。
    そうしてふたり飲む時間が、彼女にとってはかけがえのないものだった。

    けれども、そんな夜の連鎖が、やがて彼女を問い詰める。
    己の執着をかえりみて、彼女の昼夜を巻き添えにして。







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