こちらのアイテムは2024/5/19(日)開催・文学フリマ東京38にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京38公式Webサイトをご覧ください。

クラフトビールの諸相 クラフトビールを起点とした人と社会に関する論考集

  • 第一展示場 | N-06 (評論・研究|食文化・料理・グルメ)
  • くらふとびーるのしょそう くらふとびーるをきてんとしたひととしゃかいにかんするろんこうしゅう
  • CRAFT DRINKS
  • 書籍|B5
  • 86ページ
  • 2,000円
  • https://craftdrinks.thebase.i…
  • 「クラフトビールの諸相」はセルフアンソロジーと言えば良いでしょうか、これまでの4年弱を私なりに総括するものです。私の持つ問題意識や関心の方向性が強く反映されてはいるのですが、とりあえずこの一冊を読むと今のクラフトビールシーンが持つ幾つかの側面についてイメージを持って頂けるのではないかと思います。

    クラフトビールは液体として独立して存在するモノというよりも、コミュニティと相互補完的に成立する動的な現象として様々な切り口で切り取って記述されるべきものであろうということです。そして、それは感性、感情など精神の働きを多分に含むものであるから、数値だけではなく言葉によって描き出されるものに違いありません。

    作り手、飲み手各人の想いも様々です。一様でないからこそ多くの考え方が出来ます。ビールそれ自体を考えるだけでなく、その思考がどういうものなのか、何に由来するものなのかを考える事ができるでしょう。ビールも人も時代と共に変化していくのでそれについて思いを巡らすことに終わりはありません。

    この場合、終わりが来ないことは辛いことではなく楽しいことです。私がCRAFT DRINKSを立ち上げて7年以上経ちますが、一度も飽きたことはありません。日々新しいものが生まれて刺激に溢れていますからむしろ楽しさは増しているとすら思います。

    考えることは楽しく、書くことは苦しいのだけれども、イベントに出るからには書きたい。そういう思いから、自分自身に勝手に課していることなのですが、突発的に決まったものは除いてイベントに参加する際は出来る限り新刊を用意するようにしています。つい今しがた数えて判明したのですが、この4年の間に14冊出していました。時系列順に並べるとこうなります。

    2019.8 コミックマーケット96 クラフトビールの今とこれからを真面目に考える本
    2019.12 コミックマーケット97 文脈とビール
    2020.2 文学フリマ東京 アメリカのクラフトビールをダイバーシティという視点で読む
    2020.12 コミックマーケット99 ビールとまなざし
    2021.5 COMIC1 ビールのスタイルと多様性、感性と言葉
    2021.6 COMITIA136 クラフトビールと地ビール、流通と地域について
    2021.9 COMITIA137 クラフトビールを仕事にしたいと思った時の業界俯瞰図
    2021.11 おもしろ同人誌バザール Hard Seltzer And Japan
    2021.11 COMITIA138 クラフトビールのマーケットシェア1%は本当か?
    2022.2 COMITIA139 ビール屋から見た日本のシードルの風景について
    2022.5 COMITIA140 飲んでいないクラフトビールについて堂々と語る方法
    2022.8 コミックマーケット100 Beyond Beer クラフトビールのこれからを考えるヒント
    2022.9 COMTIA141文脈とビール2
    2022.11 おもしろ同人誌バザール@神保町 クラフトビール プロレス化論

    テーマは多岐に渡り、様々な角度からお酒を通じて人と社会について論じてきました。コロナ禍もあって人とお酒の関わり方、そして社会の有り様も変化してきたように思いますから15作目の本書ではこれまで私が考えてきたことをまとめ、現段階で言えるクラフトビールの持つ幾つかの側面について過去作を下敷きに論じ直し、人と社会について改めて検討してみました。

    ベースはあるにせよ、最終的に9万字強、本文80ページほどになりました。目次からして大盛りなのですが、こんな感じです。ご覧くださいませ。

    目 次
    はじめに 終わらないクラフトビール
    1.本を作り始めたきっかけ
    2.終わらないということ
    3.一旦これまでをまとめてみようと思う
    第1章 「クラフトビールとは?」という問いを立てること
    1.定義する目的
    2.様々な立場から考えるクラフトビール
    3.クロスオーバーなクラフトビールと境界線
    4.数値と感情の狭間
    5.対概念を使って考えてみる
    第2章 対概念1 大手ではなく、中小企業
    1.アメリカにおける定義とその変遷
    2.流通システムと近年の傾向
    3.大手が嫌われる理由
    4.スタートアップが最初にすること
    5.資本主義的合理性と成長の限界
    6.業界団体による改善の必要性
    第3章 対概念2 全国展開ではなく、地元志向
    1.地元という概念と地元志向の必然
    2.顔が見えるということ
    3.コロナ禍とクラフトビールの場、確かさについて
    4.私とビールのある場との距離、時間について
    5.クラフトビールは観光の目玉になるか
    第4章 対概念3 古くて工業的ではなく、新しくて職人的
    1.工業的ではないビールを考えてみる
    2.日本におけるクラフトビールという概念の大きな要素
    3.ビール産業のビジネスモデルとその難しさ、人材について
    4.人材育成とホームブルー、技術について
    5.記憶と再解釈、新しさについて
    第5章 対概念4 単一ではなく、多様
    1.実は大手は単一ではない
    2.ビアスタイルの多さはクラフトビールの多様性を示すのか
    3.ビールの多様性とは言葉、感性、人の多様性
    4.コミュニティとマイノリティ、特にジェンダー、エスニシティについて
    5.ジャンル横断とビヨンドビール、総合飲料メーカーへ変化するブルワリー
    第6章 これから検討すべき課題に関する断片
    1.1994年からの歴史を総括すること
    2.日本らしさについて
    3.形式と内容、個の主体性とコミュニティについて
    おわりに

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