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二人になるまで一人旅

  • オ-57〜58 (評論|文芸批評)→配置図(eventmesh)
  • ふたりになるまでひとりたび
  • そらしといろ
  • 書籍|A5
  • 44ページ
  • 300円
  • 2016/11/23(水)発行


  • 詩人・そらしといろが書くオリジナルBL小説です。

    【本文からの抜粋】

    「あー、ちっくしょー、負けた!」

    「お疲れさん」

    「あ、俺にも貸して」

     負けたゲームの画面を閉じ、星村は首だけで振り返り中谷の目を見て言う。

    「塗ったげるよ」

    「ん」

     さも当然のように、中谷が星村の唇に自分のリップクリームを塗る。彼らを囲むようにいる仲の良い男子生徒たちは、何事もなく漫画を読み、ジュースを飲んでいる。


    (「1・卒業の旅」より)

    ――――

    「愛に対しては適当しないよ、俺は」

    「……」

    「なーんちゃって?」

    綺麗な顔立ちの人の怖い顔は本当に迫力がある。それを自在に操る桜庭は、中谷を安心させるように相好を崩した。


    (「2・ここからの一人旅」より)

    ――――

    「そんなに変わっちゃったかな、俺」

    「いや、なんていうか、大人の彰ちゃんだなぁって」

    「それなら、たつおもそうだよ、大人のたつおって感じがする」

    そうかな、と中谷はつぶやいた。それは自分自身への問いかけでもある。高校を卒業してからの 10 年間で、自分はあの頃よりも大人になったのだろうか。


    (「3・ここまでの一人旅」より)

    ――――


    【あらすじ】

    入学した高校で中谷竜生と星村彰太は出会った。

    高校生活の3年間で、とても仲の良い友達となった彼らはいつも二人組でいた。

    楽しい高校生活も終わりが近づき、彼らは日帰りの卒業旅行へ出かけた。

    教室ではない場所で、卒業後のそれぞれの日々を想像した中谷は、星村がいつの間にか、自分にとって友達よりも大切な存在になっていたと気付く。

    しかし、中谷はその想いを胸に隠したまま、高校を卒業した。

    大学へ進学した中谷は、中谷のように同性の友達に想いを寄せる男子学生・桜庭拓也の話しを聞いて、星村ともう一度会いたいと思うようになる。

    高校を卒業してから10年後の秋の日、中谷は星村と再会を果たして……。


    ボーイズでラブだけど、恋とは言いきれない「好き」という気持ちと、育ってゆく愛情のお話しを目指しました。


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