狼を神の使いとして何百年にもわたり信仰し続ける人たちがいる。都会の住宅に犬の絵の御札が貼られているのを見たことないだろうか。あなたの街に「三峯神社」や「御嶽神社」という名前の神社はないだろうか。
狼信仰は山奥の因習村の話なんかじゃない。東京や神奈川、埼玉の平野部で今もなお続く、「現在の事実」だ。
狼信仰が武蔵野に広まって三百年。江戸から東京、そしてTOKYOと、幾重にも時代を乗り越え、武蔵野の風景は大きく変わった。
そして、狼そのものは、はるか昔に絶滅してしまった。
それでも、狼の魂は「狼信仰」という形で、「失われた神獣」として今でも武蔵野に生き続けている。
狼には、不思議と人々を惹きつける魅力があるのだ。
今回は「失われた神獣」の力を崇める、狼信仰の魅力に迫っていくぞ。ワオーン!