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「民俗学は好きですか?」vol.10

  • 南1-2ホール | T-55 (評論・研究|文化研究)
  • みんぞくがくはすきですか10
  • ノック
  • 書籍|A5
  • 24ページ
  • 400円
  • 2023/10/1(日)発行
  • 箱の中には魔物が潜んでいる。

     

    室町時代、「鈴御前」という巫女がいて、彼女は常に箱を携えていた。この箱の中には得体のしれぬ何かが棲んでいて、その何かが神託をしていた。

     

    箱の中を見た者はいない。箱に潜むものの正体はわからない。だけど、箱の中から何やら声が聞こえたり、箱に入ったまま酒を飲み干したりしたという。

     

    箱の中には、魔物が潜んでいるらしい。

     

    さて、今回の特集は「匣」、すなわち「箱」である。

     

    自分で書いておいてアレなんだけど、記念すべき十作目の特集がどうして「箱」なのか、思い返してみてもこれがよくわからない。

     

    「箱特集は売れる!」とか、「いま、箱が話題!」とか、「これから箱が流行る!」とか、そんな思いは全くない。

     

    奇をてらってやろうとか、そんな思いは全くない。

     

    ある日突然、箱について考え始め、箱にまつわる不思議な話が次々と集まり、気がついたらもう「箱」で特集を書くことになっていた。

     

    そこに、合理的な理屈なんてない。

     

    「箱の中の魔物」が、僕にこの特集を書かせたとしか思えないのだ。

     

    やはり、箱の中には何かが潜んでいる。


    収録記事

    ・特集「匣」

    ・民俗学は科学なのか?

    ・カワノススメ「高崎・烏川の石にまつわるミステリー」

    ・民俗学探偵「天神囃子の謎を追え!」

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