特集「稲のある歴史、米のある暮らし」
もしも日本に稲作文化がなかったら、武士や幕府という存在はもっと違った姿だったかもしれない。
もしも日本への稲作伝来が五百年遅かったら、いまごろは戦国の真っただ中かもしれない。
もしも日本に稲作文化がなかったら、天皇も大和朝廷も、「国家」という概念も日本になかったかもしれない。
もしも日本に稲作文化がなかったら、農業や土木の技術が発達せずに、狩猟文化が続いていたかもしれない。
歴史にイフはないけれど、日本の歴史の中にはいつだってイネがあった。そして、暮らしの中にはコメがあった。
コメは日本の主食であるだけでなく、日本史の「主役」なのだ。
今回はイネとコメを中心に、日本の歴史と、日本人の暮らしを共に学んでいこう。