これは、とある山の麓に今もひっそりと暮らすまぼろしの部族「緋の民」に伝わる、遠い昔の物語。
今は昔、とある山には「煙の狼(けぶりのをゐぬ)」と呼ばれる狼を長とする「緋の民」が住んでおりました。
緋の民は山の麓にある里を度々襲っては人や食糧を攫い、人々を困らせておりました。
ある時、里の近くにある湖に「沼地の主」が棲みつきます。
沼地の主は体から毒を吐き出すため、湖の水はおろか里の人たちさえも毒に冒されてしまいました。
弱り果てた里の人々ですが、里の若い兄妹は考えました。
この毒を以て緋の民を根絶やしにできないか、と。
こちらの短編は2024年4月開催「第8回TAMAコミ」内キャラクターデザインコンテスト応募作品のために制作したキャラクターのバックストーリーから着想し執筆したものです。
こちらのコンテストにて応募作品が銅賞を受賞いたしました。
当サークルがメインで執筆している『星めぐり常世草子』シリーズの本筋とは重ならない舞台でのお話になりますが、世界観は同じものをベースにしています。
ここから始まる新たな物語も、今後展開できたらと思います!
当サークルの全頒布物一覧は下記URLよりご確認いただけます。こちらのブースもいかがですか? (β)
引算書店 幻月庵 幻日庵 ええんちゃう? イントリンシック・ワースの花束 弋 妖茸堂 あまやどり本舗 闇鍋飯店 少女こなごなとMARY JANE