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「民俗学は好きですか?」vol.8

  • 南1-2ホール | M-64 (評論・研究|文化研究)
  • みんぞくがくはすきですか8
  • ノック
  • 書籍|A5
  • 24ページ
  • 400円
  • 2022/10/1(土)発行
  • 20世紀は科学の世紀。ビルやマンションが立ち並び、自動車があふれ新幹線が開通し、人類はとうとう月面に降り立った。

     

    そんな科学の時代にも、おばけはしたたかに生きていた。

     

    1904年、日本で進化論の解説書が数多く刊行された。日本人が西洋の科学に追いつこうとしていたころ、小泉八雲が「怪談」を発表。西洋人である八雲が日本の「怪談」文化に強い興味を抱き、やがて明治の怪談ブームが始まる。

     

    1979年、アメリカのスリーマイル島で原発事故が発生した。科学の暴走がもたらす恐怖に世界が直面していたころ、日本では口裂け女のウワサ話が大流行。恐怖のあまり警察まで出動する騒ぎとなった。

     

    1990年、ボイジャー1号やハッブル宇宙望遠鏡が活躍。宇宙の神秘に世界がときめいていたころ、日本では民俗学者・常光徹の「学校の怪談」シリーズが発売。夜の学校に潜む神秘と恐怖の世界を大人たちが知ることとなる。

     

    1998年、googleが設立される。世界中の人々がネットの画面に釘付けになっていたころ、ホラー映画「リング/らせん」が公開。画面の中から出てくる貞子の恐怖が大ヒットする。

     

    どれだけ都市がデカくなろうと、どれだけ科学が発達しようと、おばけは死なない。怪奇はなくならない。彼らはいつだって、僕らのすぐそばにいるのである。

     

    たとえば、真夜中の学校とか、都会のビルの隙間とか、廃墟となった団地とか、

     

    たとえば、これを読んでいるあなたの、すぐ後ろとか……。


    収録記事 ・特集「怪談で紐解く、都市の400年」 ・カワノススメ「富士川と塩の道」 ・夜の学校はなぜ怖い?

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