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終わりの前にⅣ 第二版 ロシアフォルマリズムの最前線へ 異化・超意味の現場

  • 第一展示場 | H-06 (評論・研究|出版)
  • おわりのまえにⅣ だいにはん ろしあふぉるまりずむのさいぜんせんへ いかとちょういみのげんば
  • Tanaka, Yasukawa, Akimoto, John&Mary
  • 書籍|B6
  • 222ページ
  • 3,795円
  • 2022/9/18(日)発行
  • 売れるものではなく、「X」を紡ぎ出したいという思いで、企画編集しました。「X」とは、先行例に乏しく、異化され、超意味を強く志向する作品群のことです。言い換えれば、過去の作品群では代替できないようなものです。

    異化され、超意味に向かう作品は、親しみにくく、ゴツゴツ、チクチクした感触を読者の方々に与えてしまうかもしれません。しかし「それでも何か気になる」という読者反応があれば、異化は一定の成果を上げていると言えるでしょう。それは、恋の始まりに似ているかもしれません。ロシアフォルマリズムが概念化し、世界に定着させた異化・超意味の現場・最前線をご鑑賞頂ければ幸いです。

    私たちは早大露文専修を経て、作家、教育研究、貿易投資、インフラの職に就いてきました。仲良しクラブではありません。まだ生きていたり、既に他界していたりします。そして、時間が経つ程「生」が分からなくなっています。ダークマターが大宗を占める宇宙では、むしろ「死」の方が効率的で健康的であり、分かりやすいのかもしれません。それでも私たち人間は皆、「肉体列車」を懸命に操り、その車窓風景を必死に、あるいは茫然と追視しています。そして今、碧空を汚していく「不潔なもの」に唖然としています。

    無垢の人々に対する殺傷、レイプ、拷問……。時代遅れで、田舎臭い、汗や血、体液にまみれた汚らわしいコンテクスト。恥ずかしいというレベルを遥かに超えています。

    一心不乱に幼稚で、未発達で、正義や被害者意識をかざしながら非文化的であり続ける。残念ながら、これが地球上圧倒的多数の後進地域の現実でもあります。しかし、少なくとも「力」ではなく「美」に向かおうとする人々の夥しい航跡(非日常言語による何らかの挑戦)ぐらいは、日没前に、化石にして残しておきたいと思います。

    目次

    実験小説 TANAKA

    8 地下鉄『郊外駅』

    20 ある日記

    42 ガリゾント

    48 正丸トンネル

    60 札幌市東区北51条東6丁目《ポプラ公園》

    76 峠の向こうの松本さん

    82 アジアの白昼夢

     

    紀行文 YASUKAWA AKIMOTO

    90 あつぎ郷土博物館

    98 相模原市立博物館

    110 国立歴史民俗博物館

    126 佐倉紀行

    138 富士山世界遺産センター

    146 佐原紀行

    162 山北紀行

    172 八戸市立博物館

    184 仙台紀行

    198 原田泰治美術館

     

    詩 John & Mary

    212 ジャパン州

    213 風俗

    215 風景

    216 ゲリラ豪雨

    216 言葉

    217 高齢者

    219 昇天

    220 夏



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