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モーツァルトと皇帝たち

  • 第一展示場 | A-13 (小説|純文学)→配置図(eventmesh)
  • もーつぁるととこうていたち
  • 藍崎万里子
  • 書籍|四六判
  • 734ページ
  • 2,000円
  • 2021/10/24(日)発行
  •  これは、私のライフワーク、アマプレベスシリーズの、第三作目です。
    どこの部分を切り取って描こうか、と悩んだ時に、どうしても、あの第二部の後には、モーツァルトの晩年を書きたい。そう考えました。
     この作品は、あるいは、神を冒涜しているかもしれません。しかし、私にはどうしても、誰もが救われるように、すべてが許されるように、という願い(祈り)がありました。神はそれを許されるでしょう。許さないのはいつも、狂信者と呼ばれる人々なのです。私はそう信じて、神とは裁くだけのものではないと言いたくて、この作品を仕上げたような気がします。それは1992年から書き始めたこのお話を、2015年に仕上げた時も、同じ気持ちだったように思います。
    内容はザッとこうです。天才音楽家モーツァルトは、長年、女性であることを隠して生きてきた。しかしまたある時は、それをあえてバラして、女を武器にして、世渡りをうまくこなしていた。処世術のために、女を売る時、その相手はどうしてもやはり位の高い男たちとなった。つまりは皇帝たちである。
     このお話は、そんな女モーツァルトの、晩年の一年間を描いている。有能な音楽家であるために、真実を求めて、フリーメーソンに入会するが、次第にそれがほころびを見せ始めた。過激な姉妹団体としてイルミナティも出来上がってしまう。モーツァルトは、それに異を唱えるために、グロッテ(洞窟)という新しい秘密結社を作ろうと画策する。
     そんなことをしていると、敵が多くなり、命を狙われ始める。神に祈ったが、神でさえも、受け容れてくれない。それどころか、神はモーツァルトのことをアンチクリストだと言う。呪われて死ぬしかないのかと悲嘆に暮れるモーツァルト。彼は、どうなるのか?
    こんな感じです。いろいろと分かりにくいかもしれませんが、一所懸命書きました。よろしくお願い申し上げます。

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