「さぁ、お茶会を始めよう」
小春野薫は都内の高校に通う十六歳。
男性恐怖を患う幼なじみ・月子のために、美少女の姿で街を闊歩する。
五月のある日、月子のトラウマの原因に酷似した連続誘拐事件が発生。
薫の友人・五条あやめも犠牲となる。
薫は犯人逮捕に貢献し、一矢報いたと思われた。
しかし調べが進むうち、彼女の殺害は別人からの依頼だったことが発覚する。
友人の無念を晴らし最愛の人を守るため、真犯人を見つけようと奔走する薫。
そして壮花高校から新たな死者が出る――。
傷つきに傷ついた少年少女が、それでも自らの手で未来を勝ち取っていく、切なくも勇敢な青春サスペンス。