もう会えない誰か、届かなかった言葉、残してきた痛み。
それでも人は進む。その道に、静かに明かりを灯す物語。
雨の夜、一人の青年が占い店の軒先にうずくまっていた。
名前は海翔。家なし、仕事なし、行く当てなし。
「あなた、ここに住むことになるわよ」
さくら堂の店主・富士宮さくらは、彼にそう告げた。
生きる意味を見失いかけていた海翔は、
さくら堂でさまざまな相談者の姿を目にする中で、少しずつ変わっていく。
「センセイ、占いって未来を決めるもんなんすか?」
「いいえ。未来を『見つける』ものよ」
人生に迷う人々が訪れる「占い処 さくら堂」。
そこでは、今日も運命が静かにめくられていく——。
B6サイズ/約120頁
小説+スピリチュアルエッセイ5篇収録
ミニオラクルカード付き(カバー下メッセージ連動仕様)
エッセイ#1 ひそやかに、君の大切な話をしよう
エッセイ#2 あの時、ああしておけばよかったと後悔しないために
エッセイ#3 あなたがそこにいるだけで…《78億分の一の奇跡》
エッセイ#4 亡き母に呼ばれた、とんでもドライブな出来事
エッセイ#5 意識のない父からのテレパシー
エピローグ さくら堂の物語に寄せて