ポケットアンソロジー作品リフィル 晴海悠の小説
この街のどこかに、彼/彼女たちは確かに生きている。 作家・晴海悠の現代小説三篇をお届けします。
東京の老舗出版社・田畑書店の「ポケットアンソロジー」ブックジャケットにとじれば、あなただけの短編集(アンソロジー)に。
お値段は一篇330円、ページ数も30ページ前後で、さらりと読みきれるサイズです。
(商品価格をあらため、330円とさせていただきました。ご了承ください)
小説「アイソレーション」
就職活動を続ける織口柚香のもうひとつの顔は、大学の部活に所属するフィギュアスケーターだった。
いつものように氷上練習をする中、面接で浴びせられたある言葉が柚香の脳裏にフラッシュバックする。
自我を出せずにいる柚香。見かねた友人の導きで、迎えた出会いが凍りついた車輪を溶かす――。
自分らしさを取り戻せずにいるあなたへ捧ぐ、ひとつの「旅立ち」の物語。
小説「シュート」
ごみ収集員として働く秀都には秘密があった。
彼の部屋はごみに埋もれている。
いつからか物が捨てられなくなり、空き缶やペットボトルの合間に狭苦しく寝床を確保する。
汚部屋に住まう清掃員。その事実を隠して、今日も塵芥車に乗りこむ。
誰もが抱えうる息苦しさへ手を伸べる、ひとひらの処方。
小説「パーミレッジ」
老舗喫茶で働く女子大生・楡崎風香は、男性客から日々向けられるセクシャルハラスメントに辟易していた。
ある日、大切な友人が犯罪の被害にあっていたと知り、ショックを受ける。
どうして、こんな時に手をつなげないの――。
※注意事項
可能な限りぼかしていますが、パーミレッジでは性犯罪被害をテーマのひとつとして取り上げています。
直接的な描写はありませんが、念のためご注意ください。
ポケットアンソロジーとは?
東京の老舗出版社・田畑書店が企画する文庫サイズの短編冊子。
別売りのブックジャケットにとじれば、あなただけの短編集(アンソロジー)に。
http://tabatashoten.co.jp/pocketanthology/ ☆ 同会場【い-73〜74】に田畑書店のブースもございます