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由良君

  • う-06 (小説|エンタメ・大衆小説)
  • ゆらくん
  • 明巣
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 94ページ
  • 500円
  • 2024/9/7(土)発行
  • 由良君

    サークル空想カクテル、2024年秋の新作。

    これは由良君”以外”の物語。
    由良君とかかわった人々の、表題作含め、短編小説三篇を収録。


    ◆ ラストワルツは踊れない
    あの人と、一度くらい手を取って踊ってみたかった。

    仕事も生活も順風満帆、水谷が立ち寄ったバーには、大学の同級生の”由良”がいた。
    バーテンダーになった由良に、水谷はあの日の思い出と後悔を口にした。
    同じダンスサークルで、好きな人と踊れる人たちがうらやましかった、と。

    ◆マザーグース・アイロニー
    カラン、と今夜もバーのベルが鳴る。
    今夜もここに集まる人々の物語を、勝手に想像する。
    それが木崎の楽しみだった。
    ある日、木崎はバーテンダー”由良”と二人で空想を口にしていくことになる。
    これは、二人の少し悪趣味な空想遊び、他人の物語を勝手に紡ぐ物語。

    ◆由良君
    「この本、誰のかわかる?」
    地元の街に就職のために戻った合田。
    旧友と楽しく酒を呑み交わす。
    その中で、取り出した本を彼は皆に見せた。
    一冊の本の持ち主を、彼らは懐古する。


    首筋に、赤いキスマークのタトゥーがトレードマーク。
    長身で、優しくて、
    つり目を猫のように緩めて笑う

    彼の名前は

    由良君




    サンプル:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22879577

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