人は何かを演じて生きている。あるいはキャラクターを作って仮面を被る。クールジャパンという言葉が真に受けられた、アニメ産業の発展が著しい今の日本で、高校生である谷崎 潤もまた自分を騙して生きてきた。
周囲には本性を隠すクラスメイトばかり。高校に上がり立ての彼は、中学とあまり変わらない環境で日々を享受しようとしていた。
そんな中、谷崎 潤は一人のクラスメイトと話すようになる。あるキャラクターを意識した彼女の名前は、景宮春日といった。
これは、失われた誰かの青春を取り戻す物語であり、自分を持たない誰かを救う活動譚である。