☆文芸誌「天気図」☆23号発刊
文芸誌「天気図」事務局
こんにちは。お世話になっています。いわての文芸誌「天気図」事務局です。
「天気図」は、岩手日報社の公募文芸雑誌「北の文学」の優秀作受賞者が中心になってつくる同人雑誌として2001年より活動を続けてきました。20号(出版社が録繙堂にかわった号)から電子書籍でお手軽に購入できるようになり、全国にお住まいの皆さまにも読んでいただけるようになっております。
このたび23号の最新号が発刊されました。ぜひ、ご購買くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
●巻頭
「趣味は『たんきゅう』」森 義真
「石川啄木記念館」元館長で啄木研究家として知られる森義真氏が登場します。啄木や賢治に関わる話を研究するうち、それが趣味となり大きな楽しみとなった今の心境を語る。
●参加作品
エッセイ
「コメ・野菜は本当に高いのか」松浦健一
降って沸いたように起こった「令和の米騒動」。コメの価格はいっきに高騰した。しかし、農家の時給は10円という。農業県から工業県に変わりつつある岩手農業を憂うるエッセイ。
(現・株式会社佐藤正行種苗 取締役顧問)
●同人作品
エッセイ
「『デブ』の語源」野中康行
「ことば」とは、1つ1つが関係性を持ち、いくとおりにも組み合わせができる巨大なシステムである。では「デブ」の語源は? 昔のポルトガル人宣教師が書いた「日葡(にっぽ)辞書(じしょ)」を開いて起源をたどっていく。
詩
「海月」杉田未来
海にたゆたう海月。仲間たちは見事に7色で、同じようでいなければ、と月の光を集めている。ところが月の光といつわり灯台の光を集めてきた者がおり……。幻想的であるが、人間社会を見るような詩。
「夜に傾く」安住幸子
行きたいところは、辿り着けそうで辿り着けない、夜のとばりのむこうに輝やくあの場所だ。急げ急げ。バターになったトラになってしまう前に。安住文学の不思議な魅力にはまってしまう詩。
時代小説
「猿(ましら)の走り峠」小原光衛
「小間物屋安兵衛」シリーズに登場する晴雨考研究家の新吉と彼の父親仁吉の二代にわたる物語。仁吉は夕時雨村に村自慢の清水を湛える石枡をつくる。新吉は晴雨考が藩侯に認められる。
「形見の守り刀」誠子
「神田杉之介」シリーズ。今回は杉之介の妹・由乃が大活躍。叔父からもらった守り刀で乱心した浪人を見事に退治する。その浪人は蝦夷地へと幕府から出兵を命じられた兵の遺児だった。
歴史小説
「継(けい)」四ツ家絵里
盛岡南部家が代々言い伝えてきた、中興の祖・南部政行の和歌には、歴史を揺るがす大きな秘密が隠されていた。当主・利直から嫡子・重直へ、その真実は継がれていく。
小説
「ユーカリ香る街で」多田加久子
「モライユ」シリーズもいよいよ総集編に入った。今回の主人公・彩香の卒業したS大学にスペインの大学からやってきた先生は、亡き母の元彼・ミツルだった。これまでの謎がいっきに解けていく。
「Gペンとゴム足袋」佐藤幸浩
まだ日本が終戦の影を引きずっていた時代。中学校のバスケットの練習試合で、岩手側の幸雄は、宮城側の漫画のうまい中学生と友達になる。15歳の少年が、己の技術だけで世の中と対峙していく、その始まりの物語。
「昭和物語 屋台」渡邊治虫
蒸気機関車が電気機関車にとってかわろうとする昭和の時代。東北の港町を舞台にした人情味あふれる人間ドラマ。国鉄職員の達治は、国鉄の人夫・六さんの男気溢れる人生を惜しむ。
評論
「SF作家・光瀬龍――『戦闘美少女』のはじまり」立川ゆかり
「百億の昼と千億の夜」を書いたSF作家・光瀬龍は東洋独特の「戦闘美少女」を生んだ作家だった。18年版「SFが読みたい!」(早川書房)ノンフィクション部門1位をとった著者の「夢をのみ」に続く希少評伝。
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岩手日報社 日本大学芸術学部文芸学科 ficciones Paradox 月夜ノ晩二 RAEBISU 哲学新刊・エッセイ小冊子 宵待ち月 北村恒太郎 伊藤製紙