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ADHDの夫との夫婦ゲンカが長引く前に読む本: 結婚15年目の選択肢は「夫婦カウンセリング」だった! 離婚寸前!?の私たちを救ったのは、夫と妻の言葉と心の通訳者

  • C-37 (ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記)
  • えいでぃーえいちでぃーのおっととのふうふげんかがながびくまえによむほんけっこんじゅうごねんめのせんたくしわふうふかうんせりんぐだった
  • あろはる
  • https://alohalu.com/
  • 周囲に、「夫婦カウンセリングを受けた」と伝えると、驚かれます。

    次に、「よく旦那さんが一緒にいってくれたね」と尋ねられます。そして、「夫に誘われていったの」というと、目を点にして驚かれます。一般的には、夫婦カウンセリングは「妻が誘う、夫は渋る」の構図のようです。我が家は逆でした。「夫が誘う、妻は渋る」。

    そう、私は夫から夫婦カウンセリングに誘われて、渋々受けた妻なのです。

    はじめまして。あろはると申します。

    私は40代で、16年連れ添ったADHD(発達障害の一種で注意欠陥多動性障害ともいう)の夫と3人のわんぱくな男の子たちと暮らしています。

    この本は、「夫婦カウンセリング」という選択肢を取り入れたことで夫婦間のコミュニケーションが劇的に改善した私の体験記です。

    冒頭で伝えましたが、とある事件で激昂(げっこう)し、夫婦カウンセリングを渋っていた私(夫ではなく妻の私が渋りました!)。そんな私が、今となっては、周囲に夫婦カウンセリングの良さを公言するまでにいたっています。

    実は、私は、「夫婦カウンセリングを受けて、自分がこんなふうに変わったんです!」という主旨の本を、すでに一冊書いております。

    タイトルは、『ADHDの夫を責める前に読む本』。この本の中でも、夫婦カウンセリングを受けた効用について、当時の私なりに書いたつもりでした。

    でも、約1年ほど定期的に夫婦カウンセリングに通う中で、改めて気づきがありました。

    それは、「夫婦カウンセリング」は、私たち夫婦にとって、「夫婦仲をとりもつ欠かせない存在」となっていること。

    「夫婦カウンセリング」は、「仲が悪くなったときに相談に行く場所」と思い込んでいた私にとって、夫婦仲が改善した今でも通い続けていることに自分でも不思議だったのです。その理由を探ってみたい思いもあり、今回は筆を取っています。自ら体験した夫婦カウンセリングの現状をお伝えすることで、夫婦不仲から一年経った今でも通い続けていることへの解を導き出せればと思っております。

    この本は、おもにこのような方に向けて書きました。

    ・夫婦カウンセリングに興味はあるが、一歩踏み出せない

    原因は相手にあり、自分自身は問題ないと感じている

    ・カウンセリングに行くことは恥ずかしいと思っている

    これらはすべて、夫婦カウンセリングを受ける前の私の心の中の言葉です。

    16年間の結婚生活の中で、ささいなケンカも割と大きなケンカもいくつも乗り越えてきました。そんな私には、夫婦間のこれまでの歴史や深い絆も含めて、「赤の他人にこの関係性をシェアする」こと自体、とても抵抗感があること。

    過去の私と同じように抵抗感を持っているあなたの思考に、「一筋でも亀裂を入れたい!」

    それが、この本のゴールです。

    具体的には、3つのゴールを目指しています。

    ・夫婦カウンセリングという選択肢が自然と浮かぶ

    ・夫婦カウンセリングを受けることに対する抵抗感や恥ずかしさが軽減される

    ・夫婦のコミュニケーションを見直すきっかけになる

    もちろん、夫婦カウンセリングは金額的にも安いものではありませんし、時間もかかります。お金と時間という二大ネックもつきまとい、ハードルがさらに高くなっているのではないかと推測します。

    それでも、夫婦に限らず、人と人が1対1で長期間一緒にいることは、よっぽどお互いがうまくバランスを取らない限り、いつかは破綻する可能性を秘めています。恋人や友人、親子関係でも同じかと思います。

    結婚生活は、恋人時代と違い、生活を共にしながら関係性を維持することが目的になっていきます。

    何ごとも維持するにはメンテナンスが必要です。そのメンテナンスの専門家として、夫婦の間をとりもつ仲介役の存在はとても心強いもの。夫婦という二輪車もメンテナンスをせずに走り続けると歯車が合わなくなったり、サビついたりと支障がでてきます。

    そのための必要経費と捉えると、その後、何十年も続く長い結婚生活を考えた際、払えない金額ではないと私は思っています。

    特に、私の夫のように、ADHDの特性を持つパートナーの場合は、1対1でのコミュニケーションが予想以上(本当にレベル感が違い良い意味で飛び抜けています!)に取りにくい傾向があります。急にスピードを出したり、道を外れたりと、意図していないことが勃発することも日常茶飯事。

    そのおもな理由として、ADHDのパートナーの場合は、

    言語化が苦手

    相手の気持ちを汲み取るのが苦手

    この2つによって、コミュニケーションがうまくとれないことが多いのです。

    いくら、パートナーであるあなたが努力をしても、変えられない事実もあります。

    『他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる

    カナダの精神科医 エリック・バーンの言葉です。

    自己啓発などを学ばれている方には、耳にタコができる言葉かとは思いますが、私は行き詰ったときにはこの言葉にハッとさせられます。

    私は、「自分と未来を変える」方を選んで夫婦関係を修繕できました。過去も相手も変えられません。今の状況を変えたいのでしたら、変えたいと思ったあなたが、自分と未来を変える選択肢を一つでも試してみてください。

    この本が、一組でも多くのご夫婦の選択肢が増える一助となることを願って。

    はじめに
    第1章 私たちの物語 - プロローグ
     とある事件
     壁打ちにもならない会話
     コミュニケーションギャップの根本原因は?
    第2章 私たちの物語 - 夫婦カウンセリングと出会うまで
     「カサンドラ症候群」という突破口
     子育て中の夫婦不仲~妻以上に心閉ざす夫~ 
     夫からの夫婦カウンセリングの提案
     夫婦カウンセリングへの疑心と不安
     最初の一歩を踏み出す勇気
    第3章 私を変えた夫婦カウンセリング
     自分と未来を変える覚悟
     渋る妻の心の変化
     夫の本音
     もう一つの個別セッション
     見て見ぬふりをしてきた親子関係
    第4章 夫婦カウンセリングで得た新たな気づき
     夫婦カウンセリングは通訳の場
     相手の本音を知ることができた
     具体→抽象化による効用
     ① 「落ち着きがない」を活かす
     ② 「会話を迎えに行く」はスペックの無駄遣い
     ③ 「フラクタル構造」で過程を楽しむ
     ④ こまめに報酬を取り組んだ結果
     優先順位1位は「自分」と気づけたスパイシー・チャンス
     次なるステップ~夫婦の絆を深める~
    【コラム1】 カウンセラー選び
    第5章 夫婦カウンセリングを1年受け続けた変化
     夫の行動に口出しをしなくなった
     自分の心のざわつきに敏感になった
     夫の積極的な子育て参加
     子ども抜きの二人時間を作るようになった
     お互いの個の活動を認めるようになった
    【コラム2】 実は鍵だった夫が誘う夫婦カウンセリング
    第6章 夫婦カウンセリング(通訳者)をもっと身近に
     家族以外に夫婦を知る第三者の存在
     ペアレント・トレーニングに通じるもの
     赤の他人は案外頼りになる

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