禅問答って、結局なんなんだ?
振り返ると消えてしまう謎の山寺。
空をゆく船。
巨大な龍となって世界を呑み込む杖――。
『碧巌録』の世界では、禅僧たちの問答に、ときに奇想天外なイメージが次々と飛び出します。
けれど、もっと驚くのは彼らの言動そのものかもしれません。
南泉和尚は、なぜネコを斬った?
趙州和尚は、なぜ草履を頭にのせた?
暑さ寒さを避けるには、どこへ行けばいい?
「ひとひらの雪」に、何が見える?
ネコをめぐって争う弟子たち。
それを見た和尚が取った、あまりにも過激な行動。
そして、その話を聞いた趙州和尚の奇妙な返答。
「何を言っているの?」と思ったところから、禅問答の世界は始まります。
本書では、原典をそのまま逐語訳するのではなく、登場する禅僧たちが目の前で話しているような現代語の対話として再構成。
禅の知識がなくても、まずは不条理なナゾナゾとして、その奇妙な世界をお楽しみください。
意味がわからない。だから、面白い。
★文学フリマ会場特価:1,300円
(通常価格1,430円)
『別訳 碧巌録』は全3巻・全100則。
本巻には第31則から第70則までを収録しています。
第42則「ひとひらの雪(龐居士好雪片片)」は、「好雪文庫」の名の由来となった公案です。
文学フリマでは全3巻セット3,500円もご用意しています。
(単巻合計3,700円)
◆目次 ※( )内は原題です。
31 杖を握ってぐるぐる回る(麻谷振錫遶床)
32 臨済和尚の極意(臨済仏法大意)
33 陳居士、資福和尚に会いにゆく(陳尚書看資福)
34 どこから来たの? 二(仰山問甚処来)
35 五台山の怪異(文殊前三三)
36 長沙和尚の山歩き(長沙一日遊山)
37 三界に法なし(盤山三界無法)
38 鉄の牛(風穴鉄牛機)
39 金色のライオン(雲門金毛獅子)
40 夢物語(南泉如夢相似)
41 死にきった人(趙州大死底人)
42 ひとひらの雪(龐居士好雪片片)
43 暑さ寒さを避ける方法(洞山寒暑廻避)
44 太鼓がドーン!(禾山解打鼓)
45 「一」の帰る場所(趙州万法帰一)
46 雨だれの音(鏡清雨滴声)
47 法身のかたち(雲門六不収)
48 ティーセレモニー(王大傳煎茶)
49 金魚のエサ(三聖以何為食)
50 雲門和尚の塵塵三昧(雲門塵塵三昧)
51 何だこれは!?(雪峰是什麼)
52 趙州の石橋(趙州石橋略彴)
53 カモは飛んだか?(馬大師野鴨子)
54 どこから来たの? 三(雲門近離甚処)
55 生か? 死か?(道吾漸源弔孝)
56 一本の矢(欽山一鏃破三関)
57 選り好みしないということ (1)(趙州至道無難)
58 選り好みしないということ (2)(趙州時人窠窟)
59 選り好みしないということ (3)(趙州唯嫌揀択)
60 雲門和尚の杖(雲門拄杖子)
61 塵ひとつ(風穴若立一塵)
62 ひとつの宝(雲門中有一宝)
63 南泉和尚のネコ殺し(南泉両堂争猫)
64 趙州和尚、草履を頭にのせる(南泉問趙州)
65 外道の質問(外道問佛有無)
66 巌頭和尚と天下の名剣(巌頭什麼処来)
67 傅大士の金剛経講義(梁武帝請講経)
68 君の名は?(仰山問三聖)
69 国師に会いに(南泉拝忠国師)
70 クチを使わずにモノを言う方法(潙山侍立百丈)