何だかわからないけど楽しく生きるに尽きる!
神奈川県横浜市磯子区の住宅地にひっそりと佇む小さな読書喫茶「本とお茶とときどき手紙 草径庵」。
2012年11月にオープンした「草径庵」の庵主が10年間の歩みをつれづれなるままにしたためたエッセイ集です。
草径庵の四季となにげない日常、お客さんとの交流、ライターとしての仕事などを独自の視点で綴ります。
幸田露伴の短編『野道』では春郊漫歩の誘いの手紙の封筒に添えられていた言葉として登場します。「急ぎでないので閑な時に開封してくれ」との意で、そうあると却って真っ先に見たくなるものだというくだりから、私も手紙の表書きに添えることがある言葉です。10年間で100号を発行したフリーペーパー『草径庵通信』の第1号の「今月の一冊」で『野道』は取り上げており、草径庵で催した「本の会」でも紹介したことがあるので、常連さんにはピンと来る方がいらっしゃるかもしれません。