インドの大富豪・維摩は、出家もしていない普通のオッサン。
ところがこの人、ブッダの高弟も菩薩も、神さまも悪魔もかなわない、とんでもない人物です。
物語は、そんな維摩が突然「ワシは病気じゃ!」と言い出すところから始まります。
お見舞いに行くのを嫌がる仏弟子たち。
次々に繰り出される毒舌と禅問答。
部屋に三万二千もの巨大な椅子が出現し、別の宇宙から仏さまたちまでやってくる――。
哲学あり、笑いあり、超常現象あり。
そして最後には、「自分とは何か」「世界とは何か」という、とんでもなく深い問いへ。
難解な仏教用語をできるだけ日常の言葉に置き換え、物語として楽しめることを最優先に訳した『維摩経』です。
「お経って、こんなに面白かったのか!」
そう思っていただけたら、この本の目的は達成です。
★文学フリマ会場特価:1,300円
(通常価格1,430円)
◆目次 ※各章の後ろに( )で原題を記しました。