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すき間の子ども、すき間の支援 ── 一人ひとりの「語り」と経験の可視化

  • 南3-4ホール | た-24 (評論・研究|文芸批評)
  • すきまのこども、すきまのしえん
  • 村上靖彦
  • 書籍|四六判
  • 276ページ
  • 2,400円
  • https://www.akashi.co.jp/book…
  • 2021/9/10(金)発行
  • 子どもや親が抱える困難はそれぞれに異なり、個別のストーリーによって初めて感じ取ることができるリアリティがある。統計からは見えにくい困難と支援のダイナミズムを子どもや親、支援者の「語り」を軸にして、リアルなものの一端を可視化する挑戦的な試み。

    目次

    序章 すき間と力
     1 すき間と語り
     2 すき間を生む制度
     3 学問のはざま

    第Ⅰ部 すき間にいる人――当事者のリアリティ、エネルギー、ユーモア

    第1章 笑いと共感――発達障害傾向にある幼児の母親コミュニティの機能[大塚類]
     はじめに
     1 発達障害傾向にある幼児の母親が陥るはざま
     2 母親たちの語り
     3 コミュニティで起きていること
     おわりに――Aルームのインフォーマルな役割

    第2章 発達障害児の母親の生き生きとした語りからその強さを読み解く[遠藤野ゆり]
     はじめに――障害が軽度であることによるひずみ
     1 発達障害のある子どもや家族が置かれるはざまとは何か
     2 母親の語りに見られるポジティブさ
     3 生き生きとしていることの正体
     おわりに――はざまを生き抜いていくこと

    第3章 語れないこと\語らされること\語ること――社会的養護のもとで育った若者たちの声[永野咲]
     はじめに
     1 「社会的養護のもとで育つ」ことに向けられるまなざし
     2 境遇を語らない\語りたくない\語れない
     3 カムアウト――開示することの意図
     4 「納得できる」語る\語らないを見つけられること・そのことが尊重されること
     5 声をあげて社会を変える

    第Ⅱ部 すき間からの居場所のつくられ方

    第4章 仕切りを外すつながりづくり――地域の子ども食堂と学習支援の取り組みから[佐藤桃子]
     はじめに
     1 2つの子どもの居場所のはじまり――子ども食堂と学習支援グループ
     2 なないろ食堂の実践から
     3 てごほ~むの実践から
     4 人とのつながりづくりから地域づくりへ

    第5章 つながりをつくる居場所――放課後等デイサービスにおける支援の論理[渋谷亮]
     はじめに
     1 放デイと支援の論理
     2 第三の場所をつくる――Aさんの語り
     3 枠づけることと枠を外すこと
     4 世界の繕いとケアの循環――Cさんの語り1
     5 遊びとコミュニケーション――Cさんの語り2
     6 子ども目線で考える――Eさんの語り1
     7 わちゃわちゃした空間――Eさんの語り2
     おわりに

    第6章 個別と集団に橋を架ける――児童養護施設の混乱と言葉の回復[久保樹里]
     はじめに――社会的養護の変遷
     1 児童養護施設の崩壊――集団と個別のはざまに落ちる子どもたち
     2 一からの立て直し――子どもと大人の信頼感の再構築
     3 アタッチメントの理解を養育の基盤に
     4 第二波の荒れの中で――年長児童の変化
     5 集団養育と小規模養育の課題と工夫
     おわりに

    第7章 「声は出してないけど、涙ずっと流れてるんですよ。それで、『守ってあげないとな』って思いました」――社会的養護を経験したヤングケアラーAさんの語りから[村上靖彦]
     1 母親の薬物使用をめぐるあいまいさ
     2 母の逮捕のあと――こどもの里での滞在と知の獲得
     3 西成から離れた高校時代以後――「無理」と自立
     4 受刑中の母親との交流
     5 現在の生活
     まとめ

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