こちらのアイテムは2025/11/23(日)開催・文学フリマ東京41にて入手できます。
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けんたの大丈夫じゃない日記

  • 南3-4ホール | ち-69〜70 (ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記)
  • けんたのだいじょうぶじゃないにっき
  • とだひろか
  • 書籍|B6
  • 100ページ
  • 700円
  • 2025/11/23(日)発行
  • 本誌は、筆者の卒業論文のテーマ、 「思い通りにならない身体とどう向き合うべきか」 という問いを発酵させる中で生まれました。 筆者にとって、思い通りに動かず、すべてを台無しにしていく自分の身体は、 つねに一番に近くにいて、離れたくても離れられない!他者」でした。 しかし、なぜうまく身体と付き合えないのか考える中で、 自分には、自分の身体がただそこにあることを 認める視点が欠けていたのではないか?と考えるようになりました。 存在を認めるには、まずはよく話を聞いて、それを私自身が理解できる言葉 ・日本語に翻訳するほかありません。 身体に、初めてインタビューマイクを渡すことになりました。 身体との対話を試みた、半年間の記録です。 「けんた」をうまく説明するのは難しい…。 「イマジナリーな自己」という表現が、最もしっくりくるでしょうか。 はじめは幼い子どものごっこ遊びの中から生まれたキャラクターでしたが、 繰り返し繰り返し遊ぶうち、 家族全員が私をけんた」けんちゃん」と呼ぶようになりました。 自分を表す記号として、このまるっこい、 もはや犬か何かもよくわからなくなったアイコンを描き続けてきました。 成長して「身体を捨てたい!」と切に願うようになった時、 「じゃあどうなりたいか」と問われれば 「透明になりたい、さもなくば手のひらサイズの犬になりたい」 と答えていました。 「手のひらサイズの犬」というのは、けんたのことでしょう。 しかし、理想化された自己なのかというと、そういうわけでもなく、 いつも失敗して、追い詰められて、 しょぼしょぼの顔でうなだれているけんたは、 どこまでも私の現実を映し出しているように見えます。 私のままならない現実を描くうえで、けんたは欠かせない存在です。 ず~っと頭の痛いけんたさんの日常を、少しでもお楽しみいただければ、 そして同じままならなさの中にいる誰かの日々を 少しでも癒すことができればと願います。 なお、ここに書かれた症状、およびその対処法・治療法は すべて筆者特有のものであり、 片頭痛患者を代表するものではないことを、ここに明記しておきます。

    2 0 2 5 年 1 1 月 とだひろか

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