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ぬばたま第五号

  • 南1-2ホール | J-05 (詩歌|俳句・短歌・川柳)
  • ぬばたまだいごごう
  • ぬばたま同人
  • 800円
  • 2020/11/1(日)発行

  • 1996年生まれによる短歌同人誌「ぬばたま」
    2020年11月発行の第五号!

    見どころは、ゲストから同人への「既刊連作評」と、乾・大橋・越田・岐阜の四人がコロナ禍の短歌シーンを語る「座談会2020」

    〇同人連作
    岐阜亮司「ライフ・アフター」50首
    乾遥香「人魚」30首
    佐藤廉「スタンド・バイ・ミー」29首
    大橋なぎ咲「私のBL」15首
    久間木志瀬「出土」15首
    廣川ちあき「急流に逆らふ」15首
    初谷むい「ゆざめの季節」13首
    的野町子「おもいだせない」12首
    佐々木遥「星の季節」11首
    河田玲央奈「朝焼けのパセリ」10首
    越田勇俊「さみどりの言語、そして国」10首
    松岡礼慈「すべてを照らせるか」10首
    関寧花「夕方の散歩」7首

    〇緊急企画「座談会2020」
    乾遥香×大橋なぎ咲×岐阜亮司×越田勇俊
    ・短歌とオンライン ・短歌の情報どこから得てる? ・2020年、最近の興味 ・祝・ぬばたま第五号! ・ぬばたまの展望 ・20XX年、自分の歌集
     …… 総字数3万字超。この年、突然はじまったコロナ禍と「短歌」について。リアルタイムの体感を記録した座談会の書き起こしです。

    〇特別企画「既刊連作評」
    前号評に代わる特別企画。同人それぞれが依頼した方に、ぬばたま掲載の過去の連作について、批評文をご寄稿いただきました。友人、俳人、指導教授など、さまざまな方に書いていただいた貴重なレビューです。 企画の詳しい内容は目次の画像を参照してください。

    連作評執筆者▷▷連作作者(ぬばたま同人)

    染野太朗  ▷▷ 乾遥香
    山木礼子  ▷▷ 久間木志瀬
    そうせき。  ▷▷  佐々木遥
    當山壮大  ▷▷  松岡礼慈
    郡司和斗  ▷▷  中野霞(ゲスト)
    安里琉太  ▷▷  関寧花
    彩音わおん ▷▷  九条しょーこ
    工藤玲音  ▷▷  佐藤廉
    乾遥香   ▷▷  初谷むい
    岐阜亮司  ▷▷  岐阜亮司
    横溝ひろし  ▷▷  越田勇俊
    寺村たこ  ▷▷  的野町子
    岩川ありさ  ▷▷  大橋なぎ咲
     (敬称略)
    ぜひ既刊といっしょに、お読みください。


    ●●第五号掲載連作より●●

    ゼミ室で証書をもらいそれだけで今年の式の代わりは終わり

    みずうみに吸い寄せられる一片の雪 あっけない四年だったな

    公園にサッカーボールは残されてその存在を増しゆくばかり

    波紋が石に遅れるように厄災の持つゆっくりと降りるイメージ

    夜パフェをふたり食べつつ教わったサンマルクとは聖マルコだと

    -岐阜亮司「ライフ・アフター」


    女の子が膝を抱えて泣いている泣いている最終話の一話前

    手鏡でわたしの顔を確かめる わたしに向かうわたしへの愛

    たった一人を好きでいること 歯医者さん歯磨き何度も教えてくれる

    珈琲に砂糖とミルクを断って、わたしが何かを断る理由

    パレードは中止 それから二年後にわたしの指が触れているシャツ

    -乾遥香「人魚」


    なんかいも洗って干したTシャツが急にいらなくなる夏の午後

    ディカプリオ(壮年)が出ている映画ばかり観てると声がでかくなる

    院に行っとけばなにかがマシだった気がするけれど いったいなにが?

    ドリンクバーの代金のこと家賃って呼んでたころの友達のこと

    -佐藤廉「スタンド・バイ・ミー」


    人力ボカロを作るしかない 安すぎる自販機にある変な飲み物

    好きだけど読まなくなった、公式で描かれる前の社会人パロ

    -大橋なぎ咲「私のBL」


    ひとが死ぬ再現Vを撮っているところを月はじっと見ている

     『アンダルシアの犬』繰り返し上映の部屋から脈のようにくる音

    3蜜の予防と打ってそのままの駅の貼り紙 今が本当

    次こそは生えたい ちゃんと道路からピンクの肉のような床から

    -久間木志瀬「出土」


    おれんじがふたつ、りんごがひとつある。夜の歯医者の待合室に

    拗ねながらしている仕事 本当にだれの役にも立ちたくないよ

    -的野町子「おもいだせない」

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