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蝶塚

  • 南1-2ホール | A-09 (小説|SF)
  • ちょうづか
  • 神崎 ユウ
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 318ページ
  • 500円
  • https://www.kurousa-box.com/e…
  • 2023/11/1(水)発行
  • 【ミステリアス・和風ファンタジー】蝶塚

    美しくも奇妙な畸型兒と蒐集家たちの幻想奇譚

    半透徹病、碧血、花火ーー。
    この世には畸型と云う奇怪かつ美しい病がある。
    其れらを俗に蝶と云い、蒐集して置いておく場所を蝶塚と云う。
    明治維新似て医療が禁じられた世。畸型兒専門の医師である唐蔵 妙は同時に蝶を蒐集する癖も持っていた。
    医師の元にやってくる、半透明の少女、蟲に変異する青年、花火を眼に宿す女児。奇怪であり美しい蝶たちが織りなす物語。畸型は、一体何故「ある」のだろうか。

    壱話 透徹
    僻地に居を構える畸型兒専門家医師 唐蔵 妙(カラクラ ミョウ)の元に一人の患者がやってきた。 彼女の症状は半透徹病。体に"透明"と云う色素が現れる畸型病である。 彼女の治療を開始する妙であるが、同時に完全透徹病の患者も現れる。

    弐話 碧血
    とある士族の長、鏡琴 一弐(キョウゴト イチジ)の元に怪しげな薬師がやってきた。彼が云うには、その薬を飲むと蟲になれると云う。 一弐は希死念慮が強いが死が怖い。蟲になれば、死を恐れず死ねるのではないか。一弐は、その薬に手を伸ばした。

    参話 火花
    僻地に存在する診療所には、今日も患者がやってくる。治癒能力を持つ診療所の主は、畸型兒を自分の能力で治そうとするが、難しい。畸型兒を技術の力で直す、地域で唯一の機械技師 |常戸 夕埜(トキワド ユノ)の元へ協力を仰ぎに行く。

    肆話 時刻刻々、時のよう。
    刀匠の八双寺 鎖雲(ヤソウジ サクモ)の婚約者は今年で七つになる。七つになったら、氏神様に御礼をしなければならない。 しかし、この地域の氏神様は、畸型兒を手放したくないようだ。畸型兒である婚約者は、氏神様に気に入られーー。

    伍話 鬼の話
    僻地に棲む鬼のお話。鬼は人を食べなければ生きていけない。
    僻地の氏神様のお話。 氏神様は、死んだ友人に会いたいから、この土地の力を妖怪に分け与える。
    本当か嘘か解らない、御伽話。

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    ★小難しい言い回しや矢鱈難しい漢字が使われている作品が好きな方にお勧め。

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