こちらのアイテムは2022/11/20(日)開催・文学フリマ東京35にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京35公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

月の扉

  • 第一展示場 | O-24 (小説|児童文学・絵本)
  • つきのとびら
  • 瑞希
  • 書籍|A5
  • 18ページ
  • 400円
  • 東京の片隅に小さな喫茶店がある。
    喫茶店の名前は「喫茶 望月」アザミという女性店主が一人で切り盛りする小さな喫茶店だ。
    ある日、雑誌のライターをしている亜樹は取材のためにその店を訪れる。そこで出された満月のように丸いチーズケーキはどういうわけか子どもの頃に食べたものとそっくりの味がして……
    小さな喫茶店が舞台のちょっと不思議なファンタジー短編小説。
    どうぞお好きな飲み物を片手にお楽しみください。

    【本文抜粋】
    東京の片隅に小さな喫茶店がある。店の名前は
    「喫茶 望月」
    アザミという女性店主が一人で切り盛りする小さな喫茶店だ。
     亜樹がそのお店の存在を知ったのは、つい最近のことである。ライターをしている亜樹は、打ち合わせのときに雑誌編集者の香澄からお店のショップカードをもらったのだ。
    「夜しか営業しない喫茶店?」
     香澄から渡されたショップカードには、『営業時間:夜7時~12時』と書かれていた。顔を上げると、切れ長の瞳と目が合う。香澄は、亜樹の問いかけにこくりと頷く。
    「珍しいよね。しかも、メニューはコーヒー、紅茶、チーズケーキの三つしかないらしいよ」
     時刻は19時手前。目の前にはノートが広げられ、『こだわりのお店特集』という文字が走り書きされていた。来月の特集記事に向けた打ち合わせを二人で進めていたのだ。

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