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蛇は尾を噛む

  • ノ-27 (ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記)
  • へびはおをかむ
  • きぐう編集室
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 204ページ
  • 1,000円
  • https://kiguu.wordpress.com/
  • 2020/11/1(日)発行
  • 35歳、引っ越すことにした。
    新しい生活をつくろうと足掻く
    「わたし」の3ヶ月集中日記。



    祖父母の遺品に囲まれ、5LDKの家にひとり…どうする?


    2020年春、「わたし」が千葉に来て3年弱が経ち、古い家での暮らしや人間関係もだいぶ落ち着いた頃のことです。新型ウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請の期間中、閉じられた家から「わたし」の家族が失踪します。共同生活者であった弟が、ある日を境に一切会話をしなくなり、避けるように姿を見せなくなり、やがて家からその存在を消してしまったのです。誰とも会えない状況の中、家にひとり残された彼女は落ち込みました。

    祖父母の遺品と家族の荷物に囲まれ、5LDKの家にひとり。世界規模の不安のただ中で、この先どうしたらいいのか。結局、全国の緊急事態宣言が解除されたタイミングで、彼女は引っ越しを決めました。

    ひとりの女性が新しい生活をつくる3ヶ月の記録。当初は淡々とした日記になるだろうと予想していましたが、さらなる不測の事態が起こり、「わたし」の日常は慌ただしくころがっていきます。

    失踪した弟との再会、仕事仲間との関わり、働き方の劇的な変化、個性的な大家さんとの親交、別れた夫から届く報せ、恋人との破局と生活の解体、ストレス性の体調不良、新たな友人との交流、心身を癒やす努力。

    3ヶ月でここまでいろいろ起きるものなのかと落ち込み、最終的には回復して立ち上がるところで締めようとするのですが……振り出しに戻るような出来事も起きます。そこまで書くかというほど書ききって、終わりのない日常になかば無理やり一区切りつけたのが本書です。


    (『蛇は尾を噛む』「あとがき」より一部抜粋)


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