おかたづけ
おかたづけ
さあさ みんなで おかたづけ
(こどもの歌「おかたづけ」作者不詳)
私のだめな部分の多くは、「だらしない」というキーワードに集約して語ることができる。私は自立した人間になりたかったし、自分は仕事も家事も人生の決断もなんでも一人でこなせる人間だと思い込もうとしていた。けれど、実際の私は片づけができない、まっとうに恋愛関係を築けない、ルーズでずぼらな性質を持っていて、その「だらしない」性質は人生の様々な場面で支障をきたしていた。そんな性質から目を背けたままでは、どんなに言葉を尽くして語っても、結局は偽りの自分像を提示し続けることになると考えるようになった。
この本は、片付けられない女の部屋をみちがえるほど綺麗にした魔法のような片づけメソッドを語る本でもなければ、バツイチアラサーがダメ男との悪縁を断ち切って新しい幸せをつかむ本でもない。成功体験も誰かの役に立つハウツーも、多分何もない。ただ、私自身が、今まで目を背けてきただめな自分と、本気で向き合うために言葉を紡ごうと思う。
(「はじめに」より抜粋)
〈目次〉
はじめに
第一章 だらしない子供時代
開かない引き出し/お道具箱チェック/女のくせに/大ざっぱのO型
第二章 だらしないまま大人になる
転写するMサイズ/コンビニ人間になれない/ギャンブル人生/父の酒癖
第三章 だらしない部屋
「電子レンジが汚い」/DIYの城、崩落/せつないシャンデリア
第四章 だらしない異性関係
砦としての汚部屋/部屋と異性/部屋と異性2
おわりに