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それでも彼らは生きている

  • サ-29〜30 (小説|短編・掌編・ショートショート)
  • それでもかれらはいきている
  • 今井優
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 300円
  • 2020/11/22(日)発行
  • ※残部少です

    生きていることは辛い

    生きていても悲しいことばかり

    いっそのこと死んでしまえば楽になれるだろうか

    頑張っても頑張っても報われない人達。
    かつて魔法少女としてこの世界を救った社会人。
    就職活動に失敗した人、幼馴染と上手くいかなくなった学生。

    彼らは苦しんだり、絶望したり、時には救われたりする。
    これは「生き続ける人達」のお話。

    1. あなたが思う「普通」ってなんですか? 他の人と同じことをすることですか? それとも当たり前のことが当たり前のようにできることですか? 私は「普通」が怖い。だって、私は「普通」じゃないみたいだから。《灰色の人》
    2. ただいま、魔法少女の頃の私が救いたかった世界。おかえり、今日も明日も明後日も歯車のように働く私。《魔法少女だった私》
    3. 就職活動に失敗し、自分に絶望してしまった優輔(ゆうすけ)。そんな優輔の部屋に現れたのは少女の姿をした喋る花。二人は寄り添い合う。別れの時を向かえるその日まで。《アマドコロに包帯を》
    4. 僕には幼馴染がいる。よく二人で遊びに行っては、お菓子のえびせんや移動パン屋で売られているフランスパンを半分こにして食べていた。小学校までは双子のような僕らだったが、中学に上がってから少し距離が出来てしまったような気がする。《腑に落ちない話》
    5. 「井の中の蛙大海を知らず」という言葉がある。井戸の中にいる蛙は井戸より広い世界があることを知らないことを嗜めるような言葉だ。私はこの言葉が好きだ。広い世界を知らなければ自分の未熟さを知ることは出来ない。現実を、社会を知らなければ自分が辛くなるばかりだ。《されど空の青さを知る》
    6. 姉さんと食べるカレーはきっと、どんなごはんよりも美味しい。俺は、そう信じたい。《牛乳カレー》



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