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【お試しに最適】移ろい

  • ツ-20 (小説|短編・掌編・ショートショート)→配置図(eventmesh)
  • うつろい
  • 桜鬼
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 76ページ
  • 500円
  • 2017/11/23(木)発行



  • Neutral-中性的-な全四篇。
    表題はそれぞれを春夏秋冬になぞらえて。

    花咲み
    「や、花咲みに立ち会ったのかい」
     相槌も打たず耳のみを此方に向けていた友人は、私が話し終わると同時に目線を寄越した。感嘆の声を上げる。知らない言葉だった。

    ーー微酔いの語りは感覚的かつ不明瞭に、春の夜の一面を描き出す。これは詩と物語の間にある何か。


    海に沈む
     足元がひんやりとして温い。海水はじわじわと居間の床を侵食し、終の住処からは空気が泡となり逃げていく。まだ少し、時間は残されているようだ。

    ーー自然に抗うことなどできない。死を待つ男は知る。


    此岸花
    「いい子にしてたか?」
    「もちろん」
     リビングには細かいブロックの欠片が散らばっていた。一帯の中央に鎮座する恐竜は、帰ってきたからずっと遊んでいた設定にしては出来が悪い。

    ーー父と子、二人暮らし。しかしそこには秘密があった。


    迷子の栞
    Kino-Kuni文學賞佳作
     電子の文字と紙の文字とはやはりどこかしら違っており、慣れないうちは目の奥が突っ張り首の後ろまで硬くなる。頁を一枚めくるにも祖母ほどの無駄なく洗練された読み方には遠く及ばず、手先は無意味に繰り返す。

    ーー近未来、少女は祖母の家で慣れない紙の本を読む。不思議な読書体験。






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