今回のテーマは「烈女」で、強くて気高い女性達が主人公です。
「四烈女聖会話」は、四烈女の生活に年下男性が舞い込んだことから始まる悲劇で、二人の会話文で話が展開していく構成は室生犀星の「蜜のあはれ」を参考にしました。
「身も凍る心も踊る僕の監禁日記」は、マゾ気のある年上男性が年齢差のある年下女性と知り合って次第に進展して隷属していく愛の物語です。
「ゴシック女とスリーピース」にも、三姉妹の魔女としての烈女が主役ですし、「モンスーンな福音書(仮)」は「四烈女聖会話」の関連小説ですが自己犠牲的な烈女が登場します。「童話集」は、以前に書きためた作品群です。
改めて振り返ると、私の作品群は、自分で言うのも妙ですが軽妙でキザな物が多く、奇妙な着地点も含めて基本的にはハッピーエンドです。否定的な現実や感情を直面化できない脆弱な自我が影響に気付き、この葛藤を今後の創作に生かしたいと思います。