こちらのアイテムは2018/11/25(日)開催・第二十七回文学フリマ東京にて入手できます。
くわしくは第二十七回文学フリマ東京公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

ROM s-002

  • Fホール(2F) | キ-27 (評論|ミステリー)
  • ろむ えす ぜろぜろに
  • ROM編集部
  • 書籍|A5
  • 156ページ
  • 1,000円
  • 2018/11/25(日)発行
  • 1979年から40年に渡って続いてきた伝説の海外ミステリ評論誌、「ROM」の最終号をここにお送りする。
    メインは「不可能犯罪小特集」。2019年、『あやかしの裏通り』(行舟文化)でフランス本格派の雄、ポール・アルテが実に10年ぶりに紹介され、本格ミステリファンの間で話題となったのは記憶に新しいが、今回は彼の90年代後半の未訳作四作のレビューを中心に構成した。
    同じく「退屈派(Humdrum)」としてジョン・ロード/マイルズ・バートン、「怪奇幻想系」の知られざる作家の未訳作品についても小林晋氏の力作レビューを多数掲載している。またガボリオやアンリ・コーヴァン、ピエール・ヴェリイなどフランスの作家についてもレビューを多く載せているので、フランスのミステリに興味のある方も必読である。
    常連寄稿者のM.K.氏や林克郎氏のレビューも充実しており、最終号の趣に色を添えている。
    また、評論としてバークリーの著作の中でも数少ない「献辞を欠く」『最上階の殺人』からヴァン・ダインへの確執を読み取る真田啓介氏の評論、CADS誌を中心に、海外におけるクラシック・ミステリ研究の一端を伝える小林晋氏の評論、また稀代の古書収集家として知られる古書山たかし氏による「東欧・北欧(?!?)の古書店」を巡った際の回想記など、単発の原稿も読みどころ満載である。
    さらに、黄金時代きっての「異常な作家」J・T・ロジャースの「殺人者」、切れ味の鋭い短編小説を多く物した不可能犯罪派ピーター・ゴドフリーの「殺しを謹呈します」の二編を、宇佐見崇之氏の翻訳で紹介。こちらも必読だ。
    「ROM」が終刊となるのは残念だが、ぜひその長い歴史の最後の一ページを、受け取っていただきたい。



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