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聖ペトロよ、この母子を祝福したまえ

  • Fホール(2F) | イ-29 (小説|歴史・古典)
  • せいぺとろよ、このぼしをしゅくふくしたまえ
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 124ページ
  • 500円
  • 9世紀、中世ヨーロッパ。
    女は罪の根源であり、憎まれる、汚らわしい存在。
    そのような世界の中で、とある女性が男の祭服に身を包み、神聖なる教皇の座に座った。女性を蔑みあざ笑う「真理」を知る司祭たちは、誰一人としてそのような事実に気が付いていなかった。
    彼女の名前はヨハンナ・アングリクス。
    余りに優秀で余りに神を慕っているというのに、女と言うだけで汚れた者扱いされる世界で、女教皇ヨハンナは女を殺して生き延び、そして壮絶な死を遂げた。歴代教皇の歴史に、名を連ねることもなく。

    女として差別されたがために男として生きた彼女は、いつも傷つけられる女性たちを見てきた。
    だが、そんな彼女の思いを踏みにじるのは、いつも自分達だけは汚れてないと思い込む男性たちだった。

    中世伝説に語られる幻の女教皇の、苦悩の人生を描いた戯曲。

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