私たちは個にして全
寄り添う、背筋を伸ばして立つ、孤独と向き合う
愛を挟んで繋がり隔たる私たち 過去にテキレボでも配布した無料配布・アンソロ参加作品に
新作掌編を合わせました。
収録作
「美しく、気高く、凛と立ち、」 無料配布
「群青の道をゆく」 無料配布
「たましいのゆくえ」 テキレボアンソロ「再会」収録
「魔女と運命」 書き下ろし
+300SS 2編
(発表済作品はすべて微加筆修正アリ)
『群青の道をゆく』 アセクシャル(恋愛不要)青年「慎二」が兄夫婦の離婚の危機に巻き込まれる4日間。人はなぜ愛し合うのか?
「しんちゃんて……。よかった、あたし、やっぱり間違えなかった。
しんちゃんが一番頼りになる」
「そうかなあ?」
もっとまともに浅海に同調して一緒に怒るような女友達のほうが、
アウトプットの効率はいいように思えるが。慎二は間違っても同調などない。
己の同調機構は機能不全どころか備わってすらいない。
『たましいのゆくえ』 「俺」は3年前に死んだばあちゃんに会いに行く―― 《魂》や《心》はどこに宿るのか 仮想空間に展開する祖母との対面で得た《事実》は
なんつうオカルトか。こんな研究がまかり通ってるなんてびっくりだ。
《魂》が実在するかなんてわからない。でもロボットに心がないように、
デジタルデータに心はないだろう。それは生きていると言わないと思う。
おとなまったり百合、アセクシャル青年、近未来ドメスティックSF、
近未来ファンタジーとジャンルバラバラです。
恋愛要素は(百合以外)薄いのに、どれもがっつり愛について考えます。
お楽しみいただけますよう。
なお、
「美しく、気高く、凛と立ち、」 「群青の道をゆく」は
『小説家になろう』でも
全文公開しています。
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