こちらのアイテムは2016/11/23(水)開催・第二十三回文学フリマ東京にて入手できます。
くわしくは第二十三回文学フリマ東京公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

私がまだ神様だったころ

  • Fホール(2F) | ウ-28 (小説|短編・掌編・ショートショート)
  • わたしがまだかみさまだったころ
  • 秋助
  • 書籍|A5
  • 106ページ
  • 500円
  • 2016/11/23(水)発行
  • 【収録作品】

    ・名前も知らない物語(前)

    (作者の意向によりあらすじは割愛します)

     

    ・1988(仮)

     二度と帰らないと誓った故郷に帰ってきた。先生への苦い恋心が潜む、高校の淡い思い出が残るこの街に。私の住んでいた高校では『光流し』と『影落とし』という二つの行事が催される。「そうだよ。私、もう二十歳だ」

     

    ・ヒヨコノクニ

     幼いころに飼っていたひよざえもんが私の目の前に現れる。とっくに死んでしまったはずなのに。「この国はこれより、ヒヨコノクニとなる」と。かくして、人類とヒヨコによる壮絶な覇権争いが始まった。始まる、かもしれない

     

    ・ジュゴンの泳ぐ庭

     私の住む街の水族館では国内で唯一、ジュゴンが飼育されていた。彼の家族が経営するその水族館が潰れて一年が経つ今日、私は彼の家の跡地を訪れた。そこで待っていたのは、亡くなったはずのジュゴンが庭で泳いでいる光景だった

     

    ・橙から群青

     彼女である千月が失踪してから一年が過ぎようとしていた日、明石は忘れ形見の百人一首に違和感を覚える。千月の好きだった絵札が一枚なくなっていた。『忘れじの 行く末までは 難ければ 今日を限りの 命ともがな』。なくなった一首に込められた意味とは

     

    ・少女水槽

     飼い猫である姫百合が水槽の中の金魚を捕食していた。その光景がとても美味しそうに思えて、私も姫百合を倣うように残りの金魚を口に含む。それからである。私の体が透明になり、さながら水槽のようになったのは

     

    ・古代魚の瞼

     その昔、増えすぎた人類を海の底に移住させる計画があった。それから数年後、レコード型の機械が星見海岸に打ち上げられる。データを解析すると海の底からのメッセージが録音されていた。私達は遥か昔の、古代魚達の声を探す旅に出た

     

    ・祈りの森が沈むとき

     行方不明になった姉を探しに私は人形島を訪れた。そこで私は人形技師である蘭丸さんと、住居人である時子と出会う。廃島を巡るにつれて次第に明かされていく秘密と姉の行方。祈りの森が沈むとき、最も切ない真実が待ち受けていた

     

    ・私がまだ神様だったころ

     夏休みが始まる少し前、女の子が転校してきた。他の人には無粋な態度を決め込む中、彼女は私にだけとやかくかまってきた。「私は昔、神様だったんだ」と話す彼女には秘密があった。そして、二百年に一度の満月が接近するとき、静かに物語が動き出す

     

    ・名前も知らない物語(後)

    (作者の意向によりあらすじは割愛します)

     

    現代日本を舞台にした、連作短編です

    不思議で、繊細で、透明で、感傷的な物語を綴りました

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