悩みごとは、700年たっても変わらない。
時は南北朝時代。
室町幕府を開いた足利尊氏の弟・直義は、政治の中枢に身を置きながら、さまざまな悩みや疑問を抱えていました。
その問いをぶつけた相手が、当代随一の禅僧・夢窓疎石。
上巻から続く二人の対話は、いよいよ「智慧とは何か」「修行とは何か」という核心へ踏み込んでいきます。
修行で得られる智慧もダメ?
理屈よりも修行?
他人の批判をしてはダメ?
悟りを得れば超能力者になれる?
頭で理解するだけではダメなのか。
世間を離れなければ修行できないのか。
何も考えないことが「禅」なのか。
そんな「智慧」や「修行」に対する思い込みを、夢窓疎石は一つひとつ揺さぶっていきます。
本書では、原典の問答をそのまま逐語訳するのではなく、直義と夢窓疎石が目の前で話しているような、現代語による対話として再構成。
禅の知識がなくても、「一人の悩める人間と、一人の老師の対話」として読み進められます。
「修行すれば悟れる」――話は、そんなに単純ではない。
★文学フリマ会場特価:1,800円
(通常価格1,980円)
『別訳 夢中問答集』は全3巻・全93問で完結。
本巻には第24問から第60問までを収録しています。
気になる問いから、どこからでも読めます。
各エピソードにはフルカラーの挿絵を収録。
文学フリマでは全3巻セット4,500円もご用意しています。
◆目次
24 智慧など不要?
25 修行で得られる智慧もダメ?
26 頭でっかちはダメ?
27 智慧が最も重要では?
28 妄想が本当の智慧を邪魔している?
29 妄想って何?
30 あれもこれも全部妄想?
31 やりたい放題が真実の智慧?
32 公案とは何か?
33 真の安らぎとは?
34 理屈よりも修行?
35 根源的な智慧と後知恵?
36 手段と本質の区別はどこに?
37 公案に取り組むのは何のため?
38 専門家が使い物にならないのはなぜ?
39 行動が伴わない智者は無価値?
40 菩提心とは何か?
41 世間と折り合いをつける方法とは?
42 世間と向き合うのか? 究極の真実と向き合うのか?
43 この世は夢・マボロシなのか?
44 夢・マボロシは悪?
45 何もかも放っておけばOK?
46 他人の批判をしてはダメ?
47 修行しても悟れないことがある?
48 アホの座禅は無意味?
49 修行は身体・口・頭を使ってやるものではない?
50 身を用いた修行は意味なし?
51 何も考えないのが禅の神髄?
52 禅宗は修行の基本を軽視している?
53 公案はどのように扱うべき?
54 公案は必要か? 不必要か?
55 昔からの公案にコメントを付け足してもいいのか?
56 万事と「工夫」は何が違う?
57 万事が修行なら捨てるものは何もない?
58 宗派によって「捨てる」ことの意味合いが違う?
59 悟りを得れば超能力者になれる?
60 悟りを得ればよい死に方ができる?