禅問答って、結局なんなんだ?
飯桶を抱えて舞い踊る和尚。
お堂へ駆け込んできて、いきなり仏像にまたがる若者。
悪魔の軍団を退治した顛末を語る「降魔表」――。
『碧巌録』最後の30則でも、禅僧たちは相変わらず、こちらの常識などお構いなしです。
そして問いは、仏とは何か、心とは何か、見るとは何か――という根っこの部分へ。
誰もが持っている「光」とは?
「全身が眼」って、どういうこと?
「見ない」ということを、どうやって見る?
お経には、人を変える「パワー」がある?
『維摩経』の「不二法門」が公案になり、『金剛経』の教えも禅僧たちの手にかかれば、新たな問いへと姿を変えます。
千年近く読み継がれてきた100の不条理な問答も、いよいよ最終盤。
本書では、原典をそのまま逐語訳するのではなく、登場する禅僧たちが目の前で話しているような現代語の対話として再構成。
禅の知識がなくても、まずは「この人たち、いったい何を言っているんだ?」からお楽しみください。
意味がわからない。だから、面白い。
★文学フリマ会場特価:1,300円
(通常価格1,430円)
『別訳 碧巌録』全3巻、ここに完結。
本巻には第71則から最終第100則までを収録しています。
さらに巻末には「降魔表」と、出版時・復刻時に書かれた後書きを収録。
文学フリマでは全3巻セット3,500円もご用意しています。
(単巻合計3,700円)
◆目次 ※( )内は原題です。
71 続 クチを使わずにモノを言う方法(百丈併却咽喉)
72 続々 クチを使わずにモノを言う方法(百丈併却咽喉)
73 馬大師の四句百非(馬大師四句百非)
74 金牛和尚、おおいに笑う(金牛和尚呵呵笑)
75 烏臼和尚の棒(烏臼問法道)
76 どこから来たの? 四(丹霞問甚処来)
77 雲門和尚の餅粥(雲門答餬餅)
78 風呂に入った十六人(十六開士入浴)
79 全ての声は仏のメッセージ?(投子一切声)
80 生まれたばかりの赤ん坊(趙州孩子六識)
81 ディアハンター(薬山射麈中麈)
82 大龍和尚の不滅の真実(大龍堅固法身)
83 歴代の師匠と柱(雲門露柱相交)
84 維摩のオッサンと「絶対の境地」(維摩不二法門)
85 桐峰庵主のトラ(桐峰庵主大虫)
86 誰もが持っている光(雲門有光明在)
87 病気と薬(雲門薬病相治)
88 玄沙和尚の三病人(玄沙接物利生)
89 全身が眼(雲巌問道吾手眼)
90 般若の本体(智門般若体)
91 サイの角で作った団扇(塩官犀牛扇子)
92 釈迦の説法(世尊一日陞座)
93 大光和尚の舞い(大光師作舞)
94 「見ない」ということを見れば(楞厳経若見不見)
95 ふた通りの説法(長慶有三毒)
96 火を渡る仏(趙州三転語)
97 お経のパワー(金剛経軽賤)
98 ちがう、そうじゃない!(天平和尚両錯)
99 十身調御の仏(粛宗十身調御)
100 巴陵和尚の吹毛剣(巴陵吹毛剣)
・降魔表 ~我々は如何にして悪魔の軍団を退けたか by夾山禅師(慧芳附刊「夾山無礙禪師降魔表」)
・関友無党による後書き(一一二五年)(後序 関友無党)
・圜悟和尚の「碧巌録」復刊にあたって(重刊圜悟禅師碧巌集疏)
・浄日和尚による後書き(一三〇二年)(跋 比丘浄日)
・馮子振による後書き(一三一七年)(跋 馮子振)