幼い頃は、当たり前のように繋いでいた手。
けれど、婚約者となった今は――その指先に触れることさえ、怖い。
幼い日に出会い、今は婚約者となった二人。
久しぶりの逢瀬で、彼女がそっと伸ばした手を、彼は思わず振り払ってしまう。
嫌われたのだと思い、庭園から逃げ出す彼女。
その姿を追いかける彼は、自分が彼女を傷つけていたことに気づいていく。
そして翌朝。
兄の助言を受けた彼が向かったのは、薔薇の咲く温室だった。
触れたい。伝えたい。今度こそ、逃げない。
幼い日の思い出を彩った白い薔薇と、彼女を想って選んだ桃色の薔薇。
不器用な青年が、言葉と花束に想いを託し、もう一度、大切な人へ手を伸ばす物語。
『繋がる指先』と、その後日談『秘めた花束』。
幼い日の「手を繋ぐ」から、大人になった二人が「想いを伝える」までを描く、薔薇と指先の恋物語です。
「幼馴染」「婚約者」「不器用な恋」「じれったい両片想い」「花や庭園をモチーフにした物語」「小さな出来事から関係が動く話」がお好きな方。
こんな話が好きな方におすすめ
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https://note.com/haru_ryokuu/n/n7c1b68c29767