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【ハイファンタジー】Elm Chronica1

  • か-18 (小説|BL)→配置図(eventmesh)
  • えるむ くろにか1
  • まつのこ
  • 書籍|A5
  • 12ページ
  • 100円
  • 2018/2/11(日)発行
  • 大国エルム・ドーラに、双子の世継ぎが誕生した。 すくすくと成長した2人は成人を迎え、王位継承の約束をされた。
    平和な国に巻き起こる王道ファンタジー


    ~~~~~~~本文サンプル~~~~~~~

     国土の六割程がエルムの樹に覆われ、資源も豊富な国、エルム・ドーラ。隣国との争いもなく、人々は豊かに暮らしていた。
     国に一切の問題がないかと思われていたが、王には子供がいなかった。国民も今か今かと待ちわびており、王にはプレッシャーとなっていた。
     しかし今、ようやく待望の子供が生まれようとしている。

     王はそわそわとしながら、玉座の周りを歩いている。男はただ待つことしか出来ないと分かってはいるものの、落ち着くことはなかった。
     もう何度回ったか分からない。そんなときだった。
     少し離れた場所から赤子の泣き声が聞こえる。それが耳に入った王の動きが急に止まった。
     目を輝かせながらそちらの方を向く。しばらくし、白い衣装に身を包んだ女性が王の前にやって来た。
    「生まれたのか⁉」
    「はい! 王子と姫です。王妃様の体調も良好です!」
     王は急ぎ足で王妃のいる部屋へ向かった。女性はその後を追いかけるようについて行った。



     大きな扉を開けると、きらびやかな部屋があった。その中央にはベッドがあり、女性と赤子が二人横たわっている。
     王は喜びを露わにしながら、ベッドへ近寄る。
    「陛下……」
     王妃は瞳を輝かせながら王を見つめ、微笑んだ。美しいその微笑みに、王は同じように微笑み返した。
    「ありがとう。本当によくやった」
    「とんでもございません。この子達も頑張っていたのです。陛下、この子達に名前を付けてあげてください」
    「良かろう」
     王はまず、王子を抱き上げた。
    「そなたはグランオーム」
     続いて、姫を抱き上げる。
    「そなたは、マリアネイズだ」
    「素敵な名前ですね」
    「凛々しく美しい人間になってもらいたい、私からの願いでもあり贈り物だ」
    「まぁ!」
     二人は楽しげに笑い合い、部屋中が幸せに包まれていた。
     グランオームとマリアネイズはそんな中でも、すやすやと眠っていた。

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