種族、そしては世界の命運を握る人柱となった透火だが、彼は未だ、自身の立場の変化・自身の心の変化に鈍感であった。
そんな折、第一王子・芝蘭の他種訪問が行われ、透火は今まで見ないふりをしてきた「家族」について現実を突きつけられる。
「俺に、この人を殺して欲しかった?」
血の繋がった家族と、繋がらない家族と。
これまで信頼してきた土台すら打ち砕かれ、無意識のうちに、透火は「これまでの関係」に縋ってしまう。
それが、まさしく、苦しい地獄の始まりとも知らずに。
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