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魔法使いは飛行機械の夢を見るか?

  • お-11 (小説|ファンタジー・幻想文学)→配置図(eventmesh)
  • まほうつかいはひこうきかいのゆめをみるか
  • 凪野基
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 92ページ
  • 400円
  • 2017/10/08(日)発行

  • ――どこからが空か、だって?

    ばか言っちゃいけない、
    ここだって、立派な空さ。


    かつて、世界には魔法があった。魔法という言葉だけがなかった。

    古い魔法文明の時代に興った崖の国。かつてはあまたの魔法使いを有し、複雑で高度な魔法が込められた道具を所有していたが、魔法文明が衰退し、代わりに機械文明が発達するに従って、魔法は限られた人々のためのものになっていた。
    今では魔法を使える者も少なくなり、魔法の素質とともに重い障害を持って生まれる者ばかりになった。魔法使いたちは「特区」に集められ、国の保護・監視下に置かれている。 ミルッヒもまた、特区に住む魔法使いの一人。
    白い肌に白い髪、太陽の光を浴びることのできないミルッヒだが、厚いローブと日傘で身を守り、市街地へ花を売りに出かけるのだった。

    お使いの最中で出会った、機械工の少年・ベルトゥリ。
    得意先であるグレニッツ商会で働く彼は、飛行機械を作って空を飛ぶのが夢だと語る。 ベルトゥリの素直さ、朗らかさにミルッヒは強く惹かれるが、彼の抱く理想が眩しすぎて素直になれない。

    一方、市中では魔法使いが続けて殺されるという事件が発生していたが、捜査は難航し、魔法使いたちは特区に閉じ込められる。
    そんな中、グレニッツ商会のライバルであるエーテン・セヴンス社が馬車に代わる新しい乗り物「自動車」のお披露目を行うと発表する――。


    失われゆく旧いものと新しいものが交差する世界での爽やか(?)ボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー。ややスチームパンク風味。
    本編に加え、親世代の話、後日譚などの番外編3話を収録。

    ※2013年発行、初版完売ののち改稿・判型変更して再版しました。
    上記「URL」からは旧版を全編公開しています。

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