北陸本線の特急擬人化小説「白を名にもつものたちの寓話」シリーズ総集編。
「れーるのうた」シリーズより過去の話で、当時東京の上野駅と金沢駅の間を走っていた特急「白山」と「はくたか」が主役の物語です。
以前に発行した本を編集した総集編になります。物語はこの本1冊で完結しています。
白山とはくたかの恋愛がベースとなる作品のため、男性同士の恋愛シーンが多分に含まれます。また若干の暴力表現もあります。
この作品に出てくる白山やはくたかは、「れーるのうた」シリーズである「
TERMINAL STATION」に登場しています。
サンプル(PDF・個人サイトに飛びます)収録作品
・開業前夜
はくたかが特急になるまでの話。白山はまだ出てきません。
・白を名にもつものたちの寓話
白山とはくたか、最初の物語。特急として運転を開始したはくたかの元へ白山がやってきて、二人が恋人になるまでの話。
・あの夏を忘れない
恋人になった白山とはくたかのその後の話。信越本線の線路が土砂崩れで流されてしまい、通常運転出来なくなった年の夏の話。
・黄昏の見える街
恋人になった白山とはくたかのその後の話2。白山とはくたかの恋人同士としての日常を過ごす中、上越新幹線開業に伴うはくたかの引退話が持ち上がり……
・見上げる架線の向こう側
「黄昏の見える街」からの続き。はくたかが引退し、離ればなれになる二人。残った白山の元へ、新しい特急はくたかがやって来る事になる。そして、いよいよ白山も引退の時が近づき……