「遊園地とクレイン」とは、毎度テーマを設定し、テーマに沿って四人の書き手が物語をつむぐ、文芸誌です。号数はありますが、基本的に一冊完結の短編集となります。
第3号の、テーマは「きょうだい」。きょうだいで結ばれる6つの物語です。
『やさしい鬼の殺し方』松井駒子
贄の少女と鬼の兄弟。別れへつながるもう一つの物語。
『宝石乙女』倉田希一
宝石乙女は地の底に。記憶を持たぬ青年は、網膜を焼く煌めきを見る。
『混血の鬼たちと巡る季節―秋―』上矢竜暉
鬼の兄妹に巻き込まれた少年。小鬼たちの熱い遊びとは?
『二橋家兄弟の、あるある日常の一コマ』上矢竜暉
きょうだいはたたかう。それは愛か理不尽か。
『御山のかみさま』唯月海理
双子と少年。かみと人。山を駆けた子供たち。三人の、決断。
『聞こえぬ声』唯月海理
懐かしくも覚えのない歌。飾り宝石を作る娘。その二人は怨嗟と呪詛の苦い関係。
物語の遊園地。
あなたの時間が少しでもよきものとなりますように。
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