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丘の上のありす

  • ウ-01 (小説|ファンタジー・幻想文学)→配置図(eventmesh)
  • おかのうえのありす
  • ひじりあや
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 76ページ
  • 300円
  • 2016/10/08(土)発行
  • つぐみとありすの二人の少女の物語を3編と、文学フリマ岩手のアンソロジー『イーハトーヴの夢列車』への参加作品を収録した、夢村月海の物語集になっています。
    また、斉藤洋さんの『ルドルフとイッパイアッテナ』『ルドルフともだちひとりだち』、安房直子さんの『鳥』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』、加納朋子さん『スペース』といった本が物語に少なからず関わっていて、本の物語になっています。

    『丘の上のありす』
     図書館で借りた『ルドルフとイッパイアッテナ』を公園で読んでいたつぐみは、見知らぬ少女ありすに声をかけられる。「六本木ってどこかな?」と。つぐみがいるのは練馬区の住宅街。六本木は港区。
     ここで聞くべき場所ではないと思いつつも、つぐみはありすと一緒に六本木へ行くことに──。

    『ガニュメデスの恋人』
    ありすは中学時代の後輩で幼なじみの高城悟に告白される。半年近く恋人と連絡が取れないでいるありすは悟の告白に心が揺れる。告白された翌日、ありすは東京にきていた──。
     『丘の上のありす』をありすからの視点で描いた物語。

    『白鳥の架け橋』
    緑が丘公園でつぐみは不思議な青年と出会う。公園で大切なものをなくしたという彼は、しかしなにをなくしたのか覚えていないという。彼の落とし物は「記憶」だというつぐみは、彼に安房直子の『鳥』を重ねてしまう。
     『丘の上のありす』の後日談。

    『銀河ステーションの少女』
    目が醒めると、あたしは鶴岡八幡宮にいた。
    視界には根本より上が存在しない大銀杏。周囲には観光客。眠る前は東京の自宅で本を読んでいたはずだった。夢をみている間に、東京から鎌倉まで瞬間移動でもしてしまったのだろうか。
    鎌倉を舞台に宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を題材にした、等身大のカムパネルラの少女の物語。

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