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MOBILIS IN MOBILI

  • い-05 (小説|SF)
  • もびりす いん もびり
  • 国内産黒米
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 118ページ
  • 800円
  • 2021/03/27(土)発行
  • 紀元一八六六年のある港町インテガ。
    海は豊かで山は高くそびえ、浜辺には金貨やダイヤモンドが流れ着くこともあり、人々は黄金の港と呼んでいた。
    インテガの貧しい少年ネッドは、不思議な生物コンセイユと出会う。
    謎の人物、ネモ船長と乗組員Cとの接触により運命が大きく変わる!
    レトロフューチャーとファンタジーが入り混じる新しいSF第一弾。

    -サンプル-

    逃げる岩礁
     紀元一八六六年のある港町インテガ。海は豊かで山は高くそびえ、多くの人々が漁師として生活している。浜辺には淡く輝く珊瑚や難破船からのものであろう、ダイヤモンドや金貨が流れ着くこともあり、人々は金色の港と呼んでいた。
      しかし、その砂浜に漁師ら多数が集まる不思議な事件があった。 近くの小屋に住んでいるネッド少年は集まった漁師たちの様子を眺めていた。じっと見つめていると、男たちの様子が変わってきたのだ。何かが海面から姿を現し、こちらを見やる。すると男たちは銛で仕留めようと我先にと投げつけるのである。 ネッド少年は齢九つでありながら銛の名手である。名手の少年は無理な狩りはしない。それほど大きな岩礁のような生物が海に浮かんでいるのだ! 岩礁のようなものは輪を描くように銛の雨を避け、雷鳴のような雄叫びをあげると水を吹き上げた。
     遠くの浜辺で見物していたネッド少年達の服をずぶ濡れにするほど、遠くまでその飛沫は広がった。 少年が呆気にとられている間に男たちは退散し、辺りには沈黙が響く。
     僕も帰ろう。少年が立ち去ろうとしたとき、沈みゆく岩礁の影に見えたのだ。 人影が。

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