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夜と白梅

  • え-38 (小説|歴史・古典)→配置図(eventmesh)
  • よるとはくばい
  • うめ屋
  • 書籍|新書判
  • 40ページ
  • 500円
  • 2022/2/13(日)発行
  • ●keyword:歌集/古代日本風/平安時代風/やまとことば

    既刊『かなしの草子』および『白梅異聞』に登場する作中歌を収録した歌集です。
    1ページ目:原文→2ページ目:現代語訳・解説 という構成になっています。
    実物はタイトルがデボス加工、本文フルカラーです。

    試し読み:

    桑の葉を 摘み摘み さわに うるわしく 摘み摘み さやに 安らけく 夜を渡りて 照る星の 光を集(つ)めて 露となし 桑子(くわこ)食ませよ 繭肥えさせよ 望星(もちぼし)の 百足(ももだ)るほどに つぶさなる 珠の流れの 糸を生みなせ


     桑の葉を摘めばさわさわとうるわしく、桑の葉を摘めばそよそよと安らかに、夜空を移ろって照りかがやく星の光を集めて露となし、(その露を置いた桑の葉を)蚕に食べさせよう。そして繭を太らせよう。蚕よどうか、欠けたるところなき真円の星のような珠のかがやきをもつ糸の流れを生み出しなさい。

    『かなしの草子』潮織りの比売(一)

    主人公欠け星(細蟹比売)が歌っている桑摘みの歌。こちらも労働歌として、桑摘みのむすめが蚕に呼びかけている様子をイメージした。

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